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実践のフィールドワーク せりかクリティク
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実践のフィールドワーク せりかクリティク

好井裕明(編者), 山田富秋(編者)

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実践のフィールドワーク せりかクリティク

2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 せりか書房/
発売年月日 2002/05/15
JAN 9784796702393

実践のフィールドワーク

¥2,640

商品レビュー

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2007/12/05

杉浦論文では、語りから、それがどういう意味なのかを「読み解く」作業が展開されていて、話者がそうと気づかず言っていることから話者と外側の2通りの枠組みをあぶりだして行くのだが、ある種職人芸なんだなこれが。こういう「分析」って、論文記述者の主観的説明のような気がするんだが、これを読む...

杉浦論文では、語りから、それがどういう意味なのかを「読み解く」作業が展開されていて、話者がそうと気づかず言っていることから話者と外側の2通りの枠組みをあぶりだして行くのだが、ある種職人芸なんだなこれが。こういう「分析」って、論文記述者の主観的説明のような気がするんだが、これを読むと、主観なら主観でいいからバイアスやら思い込みからどれだけ離れられるかで勝負する、ていうのありかな、とか思う。風間論文は夢の島殺人事件についての報道のなされ方などについて、どういう脈絡、どういう枠組みだとこういうかかれ方になるかをとことん割り出して提示している。事件というものは、実際どうだったか、というのは実はもっともわかりにくいんだが、公判記録を用いて綿密に読むことでそれに近づいている。ホモフォビアによる事件だと明示することと、被害者がホモセクシュアルであるかどうかは「まったく関係がない」というあたりまえのことがあたりまえでないために、ぐちゃぐちゃになっている様子が見事に書かれている。

Posted by ブクログ

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