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遊びをする将軍 踊る大名 江戸東京ライブラリー20
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遊びをする将軍 踊る大名 江戸東京ライブラリー20

山本博文(著者)

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遊びをする将軍 踊る大名 江戸東京ライブラリー20

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 教育出版/
発売年月日 2002/06/06
JAN 9784316358901

遊びをする将軍 踊る大名

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商品レビュー

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2013/11/24

秀忠は御成りが大好きだった。家光は踊りを見るのが 大好きだった。それにつきあい、歓心を買おうとした 大名たち。徳川初期の政治力学と人間模様。 (2002年刊 江戸東京ライブラリー)  序 章 踊る国王と踊りを見る将軍  第1章 徳川家康の覇権と外様大名  第2章 徳川...

秀忠は御成りが大好きだった。家光は踊りを見るのが 大好きだった。それにつきあい、歓心を買おうとした 大名たち。徳川初期の政治力学と人間模様。 (2002年刊 江戸東京ライブラリー)  序 章 踊る国王と踊りを見る将軍  第1章 徳川家康の覇権と外様大名  第2章 徳川秀忠時代の政治と御成  第3章 徳川家光の遊びと政治  終 章 遠くなる将軍と大名  あとがき 山本先生の著書だけあって読みやすさはピカイチである。 徳川初期の政治力学と人間模様をわかりやすく紹介している。 以下、備忘録的に。 ○関ヶ原の戦いでは西軍についた島津家であるが、敗北により 国元に引き上げ、家康と交渉することとなる。通説では、毛 利家と比較し、立派な島津家という文脈で語られるのである が、本書を読むと島津義久は、最後まで上洛に反対したとい う。最終的には、忠恒(家久)が反対を押し切って上洛し事 なきを得たが、そこには深い思慮というより、戦国大名の頑 なさを感じる。 ○本多正純、土井利勝、酒井忠勝と出頭人の変遷をみると、 いかに権勢を誇ろうとも将軍の後ろ盾が無くなると失脚する リスクが高いことがわかる。家康の信任を得ていた正純は秀 忠の不信をかい失脚する。秀忠の信任を得ていた利勝(と忠 勝)は家光より老齢につき雑務を免じられ大老となる。通説 では実質的な権限を奪った棚上げ人事とされるそうであるが、 山本氏は負担の家光の言葉どおり軽減と捉えているとのこと。 しかし、御代始めには家光が利光を誅伐するとの噂が流れた という。(家光は一人に権限が集中することを嫌い月番制を 始める。また忠勝が利勝をしのぐ実力を持つ) ○家光は気弱で病気がちな将軍であったが、治療のための灸 なども熱いのを嫌がり、もぐさを小さくし下を湿らせて火を 付けるので、灸熱がまったく伝わらず何の治療にもならなか った。その上、好きな酒は隠れて飲んでいるので食欲も不振 だった。名医たちは懸命に治療にあたったが、家光の癇癪を 恐れた。薬を進めた医師の一人は言い方が悪いと叱責され、 危うく身上が果てそうになったという。 ○徳川初期は、大名家への御成や相伴(御成に同行)により 大名との絆を深めたが、徳川後期には将軍は奥に引き込み、 生身の将軍を隠すことにより権威を維持した。島津重豪が 家斉に謁見し上意を受ける様子が紹介されているのが興味深 い。 初期の著作を一同に集めたような感じもあるが、徳川初期の 将軍と大名の関係がわかりやすく雰囲気がよく伝わった。

Posted by ブクログ

2010/10/04

分かりやすい文章で、江戸初期のまだおぼつかない、 ちょっと浮き足立ったような大名の、将軍との付き合い方が書かれる。

Posted by ブクログ

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