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神秘な指圧師 V.S.ナイポール・コレクション1
2,090円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2002/02/02 |
JAN | 9784794211132 |
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神秘な指圧師
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神秘な指圧師
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おお! なんてこった! ラストで私は翻訳調に叫んで頭を抱えた。 本書は英国植民下のトリニダードの片田舎を舞台に、インド人ガネーシュが立身出世していく物語である。 しがない教師・浪人・指圧師・神秘家となりゆきで職を変えて成功し、念願の著作の好評も得て有名になる。ものすごく適当で破天荒な展開。しかし、ベースにはトリニダードのインド人社会のしがらみがたっぷりと描かれている。 神秘家として精神的な悩みを解決することで評判になったのち、政治に転じてガネーシュは人々のことを考えて結構まともな動きをする。なんだか普通になって面白くないなと思っていたら、大きく挫折し、転向してしまった。 社会主義とヒンズー教の融合とか言っていたガネーシュは堕落し、英国植民政策を支持する側に回ってしまい、地元の議席を失う。 しかし、その後MBE(大英帝国勲爵士)に叙せられる。ロンドンにやってきたガネーシュは英国風に改名し、すっかり英国かぶれのようになっていた。 なんという終わり方。主人公がすっかりだめな人になって読者をがっかりさせて終わる物語…… 斬新すぎる。最初と最後に出てくる語り手の「わたし」はこのような人を観察していた作者の分身なんだろうか。トリニダードの人々に対する愛と批判の入り混じった複雑な見解がこの作品にはたっぷり盛り込まれているのだろうな。
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ミゲルストリートが面白かったから読んでみた。登場人物が全員イカレチンポだったミゲルほど面白くはなかった。 でもキャラクター同士の喧嘩の要因やすれ違いが日本で暮らしてる限りはありえないモノばかりだったのは面白かった。大げっぷ女史ってなんだよ。 ずっと腐ってるガネーシュが好きだったか...
ミゲルストリートが面白かったから読んでみた。登場人物が全員イカレチンポだったミゲルほど面白くはなかった。 でもキャラクター同士の喧嘩の要因やすれ違いが日本で暮らしてる限りはありえないモノばかりだったのは面白かった。大げっぷ女史ってなんだよ。 ずっと腐ってるガネーシュが好きだったから後半の成り上がりは少し冷めた。成り上がるんだろうなと思ってたけど、ずっと不幸せであって欲しかった。
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著書のインタビューで個人的な事を聞かれると即座にキレかかる人間が、聞かれてもないのに敢えて自伝的と言ってしまってる作品。現地の人間は教養がなく、雰囲気に扇動され物事を決めて行く。1人の男が「自分は指圧師でありいずれ本を出す」と言い、その見込みは全然ないものの、あの人は学校を出て学...
著書のインタビューで個人的な事を聞かれると即座にキレかかる人間が、聞かれてもないのに敢えて自伝的と言ってしまってる作品。現地の人間は教養がなく、雰囲気に扇動され物事を決めて行く。1人の男が「自分は指圧師でありいずれ本を出す」と言い、その見込みは全然ないものの、あの人は学校を出て学があるのだから他の人とは違う、というだけで周囲も動かされ相当のしあがる。作者は自分は本出しただけなのに、周りが勝手に付加価値を付けて、全くやりにくい、とでも言いたかったのだろうか。かなり自分の国をディスってるんだよな。
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