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勝つ日本 文春文庫
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勝つ日本 文春文庫

石原慎太郎(著者), 田原総一朗(著者)

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勝つ日本 文春文庫

523

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2002/11/10
JAN 9784167128067

勝つ日本

¥523

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

日本のこれからのある…

日本のこれからのあるべき姿について、意見がまったく違ってくる両者を読むことができる。

文庫OFF

2012/01/05

 この本は「戦略を持つこと。そしてそれらを戦わせること。」の大切さを述べている。最初の方ではいかに日本が戦略を失ってきたかを述べ、中盤、終盤は田原さん、石原さんがそれぞれ考える戦略を提示し、お互いに意見を述べ合っている。最後は「日本はまだ潜在能力を秘めている国だ」的なことが書かれ...

 この本は「戦略を持つこと。そしてそれらを戦わせること。」の大切さを述べている。最初の方ではいかに日本が戦略を失ってきたかを述べ、中盤、終盤は田原さん、石原さんがそれぞれ考える戦略を提示し、お互いに意見を述べ合っている。最後は「日本はまだ潜在能力を秘めている国だ」的なことが書かれており、本書を閉じている。  二人が述べる戦略は似ているところが何点かあった。ODAを戦略的に使うことが大事だと述べている点や、バイオとITを戦略を持って使用しなくてはいけないと述べている点などがそうである(2002年以前の時点)。しかし決定的に違う点が「安全保障に関する戦略」や「外国に貸している債権に関する戦略」で、特に「アメリカに対する接し方」の点で見られた。  彼らの述べる戦略を読んで思ったのは、石原さんはどちらかというと「個人プレー」で田原さんは「チームプレー」というような印象を受けた。どちらにも共感できる点はあったが、私は田原さんの「パイプ役」という考え方が「いいな」と思った。また内容とはあまり関係ないが、本を読んで石原さんの印象が良い方に少し変わった(笑)スラスラと読めるので、おススメです^^

Posted by ブクログ

2011/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

石原 「日本人が自立するために、北朝鮮のチャチなミサイルが 京都あたりに落ちるしかないな。」 田原 「日本は自立すべきだが孤立してはいけない。 軍事力は今後、国際交渉力にはならない。」 ■独立したばかりの日本が、あの戦争は間違いではなく正しかった、日本をあるべき姿にするために、新しい憲法を作ると言い出したら、間違いなくアメリカからも、世界中からも袋叩きに遭う。それは損だ、というわけで、吉田さんはアメリカの押し付けを全て受け入れた。 その結果、日本は3つ、大きな得をした。 ①「日本はまだ、一人前じゃない、アメリカの子分です」と改めて誓うことで、お金をはじめ、さまざまなものをアメリカから引き出した。1950年代は、日本の企業が用いている技術の65%はアメリカからの導入だった。 ②日本は独立もしていない、イデオロギーにも無縁です、それより商売第一、つまり経済重点主義を打ち出した。 ③(重要)アメリカに対して「一人前じゃありません」と意思表示することで、実に手前勝手な行動をとることが出来た。 ■1700年以来の証拠によると、むしろ宣戦布告をして戦争状態に入るほうが異常だとわかる。真珠湾の攻撃はれっきとした国際的伝統に基づくものである、とメルボルン大学のG・ブレイニー教授は書いている。 ■日本の素晴らしいところは「ケツからつくる」こと。あたまから作ると、工場の全工程が完成するまで製品はできない。少なくとも2年以上カネも入ってこない。ケツから作ると、半製品を買ってきて、すぐに最終品になるのでカネが入る。そのカネで、その前工程の工場を作る。それを繰り返すことで、実際に使うかねは半額以下で済んだ。逆転の発想。

Posted by ブクログ

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