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容疑者の夜行列車
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容疑者の夜行列車

多和田葉子(著者)

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容疑者の夜行列車

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2002/07/07
JAN 9784791759736

容疑者の夜行列車

¥1,760

商品レビュー

4.1

37件のお客様レビュー

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2026/02/04

12章で明かされるまで、余計な感情の描写がなく淡々としているなと思っていたが、それは人称の効果によって「わたし」から「あなた」に代わることで体験が対象化され出来事として書かれていたからだと理解。女主人公が語るのではなく語られることで旅行記的なものから小説的なものに変わるので面白い...

12章で明かされるまで、余計な感情の描写がなく淡々としているなと思っていたが、それは人称の効果によって「わたし」から「あなた」に代わることで体験が対象化され出来事として書かれていたからだと理解。女主人公が語るのではなく語られることで旅行記的なものから小説的なものに変わるので面白いと思った。

Posted by ブクログ

2025/10/24

二人称で進むところが新鮮。前半は普通の紀行文のような。。旅先で出会う人が親切すぎて不安になるけど結局本当に親切だったり、国境を超えるときに密輸品を持たされて緊張したり。だんだん変な話になってきて、冬のイルクーツクで列車から落ちて、と思ったら夢で、会った人たちが語る話が変で、とうと...

二人称で進むところが新鮮。前半は普通の紀行文のような。。旅先で出会う人が親切すぎて不安になるけど結局本当に親切だったり、国境を超えるときに密輸品を持たされて緊張したり。だんだん変な話になってきて、冬のイルクーツクで列車から落ちて、と思ったら夢で、会った人たちが語る話が変で、とうとう主人公の不思議な話。最後は一人称になって、種明かしなのかどうか。ところでなんで容疑者なのだろう。

Posted by ブクログ

2025/05/20

「ユリイカ」、2001年の連載。単行本は2002年刊。タイトルから連想されるような「容疑者」の逃亡の話ではない。 「あなた」という二人称で語られる。「あなた」は若い舞踏家の女性。パリへ、グラーツへ、ザグレブへ、ベオグラードへ、イルクーツクへ、ハバロフスクへ、北京へ、ウィーンへ、バ...

「ユリイカ」、2001年の連載。単行本は2002年刊。タイトルから連想されるような「容疑者」の逃亡の話ではない。 「あなた」という二人称で語られる。「あなた」は若い舞踏家の女性。パリへ、グラーツへ、ザグレブへ、ベオグラードへ、イルクーツクへ、ハバロフスクへ、北京へ、ウィーンへ、バーゼルへ、ハンブルグへ、アムステルダムへ、ボンベイへ。夜行列車の旅の夢十三夜。 駅や車中で起こる出来事と空想。それらから察するに、時代は1980年代初頭、東欧がまだ共産圏だった頃だ。2025年のいま読むと、その時代の緊張感だけでなく、懐かしさも感じられる。 そういえば、多和田葉子は、19歳の夏休みに一人旅、ナホトカからシベリア鉄道でモスクワへ、そしてワルシャワ、ベルリン、ハンブルグを回った。22歳の春休みには、ニューデリー、カトマンズ、パトナ、ボンベイ。そのすぐ後には、フランクフルト、そしてシベリア鉄道で帰国。その時の期待や不安、緊張や疲労が描かれているようにも思う。

Posted by ブクログ

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