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アインシュタインの夢 ハヤカワepi文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2002/04/30 |
JAN | 9784151200175 |
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アインシュタインの夢
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アインシュタインの夢
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1905年、スイス。特殊相対性理論に関する論文を書き上げる前の5週間のあいだ、夜ごとにアインシュタインが見た奇妙な夢。地球の中心から遠ざかるほど時の進みが遅くなり、永遠の若さを求める人びとが高山の上に住む世界。全員が世界の終わる日を正確に知っているため、平等と平和が実現している世...
1905年、スイス。特殊相対性理論に関する論文を書き上げる前の5週間のあいだ、夜ごとにアインシュタインが見た奇妙な夢。地球の中心から遠ざかるほど時の進みが遅くなり、永遠の若さを求める人びとが高山の上に住む世界。全員が世界の終わる日を正確に知っているため、平等と平和が実現している世界。記憶が存在せず、人びとが自身の一代記を持ち歩いている世界。時計がたった一つしか存在しない世界。姿を変える〈時間〉を一つずつスノードームに閉じ込め、30個並べたかのような連作短篇集。 解説でも言われている通り真っ先にカルヴィーノの「見えない都市」を連想する。著名人が見たかもしれない架空の夢という設定はタブッキの「夢の中の夢」と共通している。 上記のようにイタリア人作家の作品を思い出させる作風だったため、著者がアメリカ人だったのは少し驚きのような納得のような。夢の世界はアインシュタインが当時住んでいたスイスの古都ベルンに設定されており、古い石畳の街並みが夜毎に変わる時間の概念にぐにゃりと歪んでいく。そういうものが書けるのはヨーロッパの外の人だからかもしれない。 不思議なことに、カルヴィーノ作品のような哲学味は本書からあまり感じられない。時間の作用に影響されるものとして恋愛が何度も例に挙がるせいだろうか。恋人たちはオルゴール人形のように夢の中に繰り返し登場するけれど、現実の描写である「インタールード」では史実に基づくアインシュタインとベッソーの友情が描かれる。変化する恋愛感情と不変の友情?だとしたら古典的すぎるけれど。
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相対性理論に基づいて、日常生活で起こりうる時間と未来・現在・過去との関係性を物語風にしている。何をどう理解すれば良いのか、わからなかった。
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ー例え昨日の自分が金持ちであろうと貧乏であろうと、教育があろうと無知であろうと、高慢であろうと謙虚であろうと、恋をしていようと孤独であろうと、 それは髪をなぶるそよ風ほどにも重要ではない。 彼らは過去を振り捨てた。 こうした人たちはあなたの...
ー例え昨日の自分が金持ちであろうと貧乏であろうと、教育があろうと無知であろうと、高慢であろうと謙虚であろうと、恋をしていようと孤独であろうと、 それは髪をなぶるそよ風ほどにも重要ではない。 彼らは過去を振り捨てた。 こうした人たちはあなたの目をまっすぐに見つめ、あなたの手をしっかりと握る。こうした人たちは青春のようなしなやかな足取りで歩く
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