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ともに彷徨いてあり カヌー犬・ガクの生涯
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2002/04/25 |
JAN | 9784163584706 |
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ともに彷徨いてあり
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ともに彷徨いてあり
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
カヌー犬というのは野田知佑氏が作った造語で、カヌー旅を共にする愛犬の事を指します。幾多の川下りを一緒にした雑種犬のガクは、その男気に溢れるキャラクターで紙面を縦横に駆け回りました。晩年フィラリアに侵されてこの世を去りますが、椎名誠始めあらゆる人に愛されたカヌー犬の存在感はとても大...
カヌー犬というのは野田知佑氏が作った造語で、カヌー旅を共にする愛犬の事を指します。幾多の川下りを一緒にした雑種犬のガクは、その男気に溢れるキャラクターで紙面を縦横に駆け回りました。晩年フィラリアに侵されてこの世を去りますが、椎名誠始めあらゆる人に愛されたカヌー犬の存在感はとても大きく、彼がいた頃、そして去って以降でエッセイが変わります。なんというか、感傷的になっていきます。ガクは犬という存在を遥かに
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人間よりも自由に、好きなことを満喫して生きるガクを通して見てさえも、なんて不自由で不自然な国なんだろうと思う。この国は。 リードで繋いださくらと道を歩くときにも感じる違和感。 人の少ないところで暮らしたいという野田さんの思いは、多くのアウトドアライフを好む人間たちの気持...
人間よりも自由に、好きなことを満喫して生きるガクを通して見てさえも、なんて不自由で不自然な国なんだろうと思う。この国は。 リードで繋いださくらと道を歩くときにも感じる違和感。 人の少ないところで暮らしたいという野田さんの思いは、多くのアウトドアライフを好む人間たちの気持ちと共通するところでもあるだろう。 ガクと野田さんの連帯感は、お互いがお互いを必要としあうところから生まれている。本当の意味で共に命を生きる男同士の魂の結びつきだ。 自由の風はどこにでも吹いているのではないか。風を感じてその風を掴まえきれるかどうか。心を解放しよう。力強い自分を掴まえる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
この人を尊敬する人が結構いて、賞とか取ってて、有名な人だと何一つ知らずに、好きな犬ブロガーさんが良く引き合いに出すので、読んでみた。 超個人的に言うなら、著者に対するイメージは『マダオ』だ。(特に最初の方) 意味はデフォだけでなく様々作れる、真っ黒く日焼けした、ダサイ、親父でもいいし、マジで、大自然の中で生きていける、男でもいいし。 とにかくスゲー!と思う、だってエッセイだもの。 著者はガクに対して『可愛い』って書いたことがないと言っていたが、「またまたそんなこと言いやがって~w」と思う気持ちと「可愛い、つーのとはちょっと違う感情なのかな、類似感情はいっぱいあるし」と思ったり。 ウチは割とアウトドアが好きな家庭で、小さいころから毎年キャンプ場じゃないところでもキャンプしたりする一家だったけど、それでも想像もつかないことだらけ。自分の発想が並とはいえ想像にも届かんリアルって! そんな人と一緒にいる、犬、ガク。 この人本当に凄いけど、ガクがいなかったら、また全然違った人だったのかなと思う。 犬に影響された人、という意味ではなく。 安い言葉だと、人ではない家族っていうのかな。 普通の人だって体験できないことをいっぱいして、野生を忘れず、でも人の中で生き、嫌なこともいっぱいあっただろうけどさ(笑)犬として、幸せな生涯だったんだろうなってじんわり思う。 目いっぱい、広いところを好きなだけ走る、それができるだけで犬って幸せなんだろうなって思った。 そして、動物に優しくない日本、これは本当にそう思う。 死んだガクの皮で作ったチョッキを着る著者。 それだけで、どんだけ愛情詰まってるか、分かるっての。
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