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介護保険 不幸のカラクリ 講談社+α新書
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介護保険 不幸のカラクリ 講談社+α新書

門野晴子(著者)

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介護保険 不幸のカラクリ 講談社+α新書

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2001/04/20
JAN 9784062720717

介護保険 不幸のカラクリ

¥770

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2013/08/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

チェック項目10箇所。認定調査……なにが「利用者本位」だ、ベラボーメ、年寄りに尊厳をかなぐり捨てさせて懇願させ、だからといって決定権などないケアマネジャーがコンピューターにインプットするための、非情な調査=テストを病人に試すだけである。家族がいてもいなくても、家族にどんな事情があろうとも、家族のことはいっさい考慮しない、と介護保険が気取っているのだ。利用者にほんとうに選択権を保証するなら、介護保険に入らないことも、家族介護をしないことも含めて、多様な選択肢のなかからチョイスできることを「選べる」と言うのである。「要支援」と「要介護1」を分ける大きな違いは、施設を利用できるか否かという残酷な違いだった、つまり「自立」と「要支援」は、デイサービスもショートステイも利用できなくなり、保険料だけ取られるハメになってしまったらしい。「居宅サービス計画作成依頼は無料ですよ」、無料ではない、どうでもいい書類に使う税金の一部は私のカネだ。「介護保険は日曜祝日の割増料金を認めないので、誰も行きたがらないんですよ」、ヘルパーは主婦がほとんどのため、日曜や年末年始は休みたいというのは当然ながら、割増料金があれば休日も働いていいと言う人がいるのも事実だ。ヘルパーサービスを減らすことについて……「年寄りの理解力のなさを利用して、ケアマネジャーの判断で減らしているのよ。だって介護保険てなんのことだかわからなくて困っている人が多いんだもの。ケアマネの言いなりになるしかないわよね」、使わなくてもやっていけるんだ、それみろという問題ではない、いままで必要だったサービスを我慢し、不自由に耐えるのである、その結果、症状が悪化して医療のコスト高になるだけなのは目に見えている。ひとり暮らしの年寄りとケアマネジャーの力関係は明白、年寄りはなんにも言えないって、言ってヘルパーがこなくなったらどうしよう、意地悪されたらどうしようと思っていいなりですよ、その力関係を関係者すべてが認識しないから、目の不自由な人や痴呆の人に「自立」などと犯罪的な判断を下すことになる。介護保険でトクしている人っているの? ……「オイシイ思いをしているのはニチイ学館だと思う。ヘルパー派遣の本業は採算が取れなくて縮小するかもしれないそうだけど、二級ヘルパー講習ではすごいですよね。北海道から沖縄までひとり八万円ちょっと取って講習会を開いているの、いい商売。でも、それで資格を取ったからってヘルパーは勤まりませんよ」。

Posted by ブクログ

2007/05/13

このバアサンみたいな人がうちの職場に相談に来たら、正直嫌だけど・・・。 でも。 結局、介護保険って「こういうこと」ということを教えてくれる1冊。こういうことを、もっと偉い所にいる人たちが強く言えば、介護保険はもっと良くなるのに。

Posted by ブクログ

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