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敬語で解く日本の平等・不平等 講談社現代新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2001/04/20 |
JAN | 9784061495500 |
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敬語で解く日本の平等・不平等
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敬語で解く日本の平等・不平等
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
第3章 敬語は上位者と下位者をつなぐかけ外のない橋だった。 敬語を使うことは上位者・下位者の身分、階級を遵守すること。 階級遵守語からエチケットのための礼儀語へ。
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確固たる身分制度がありながら上の者と下の者が コミュニケーションを取ることができる、世界に例のない 日本の社会を作り上げていたのは、その上下の橋渡しをする ことのできる「敬語」の力であった、と解く日本語論の本。 私が子供の頃は、江戸時代は鎖国で閉じこもり身分制度で 雁字搦めにされ...
確固たる身分制度がありながら上の者と下の者が コミュニケーションを取ることができる、世界に例のない 日本の社会を作り上げていたのは、その上下の橋渡しをする ことのできる「敬語」の力であった、と解く日本語論の本。 私が子供の頃は、江戸時代は鎖国で閉じこもり身分制度で 雁字搦めにされた悪い時代で、明治維新によって近代化が 始まり日本は開かれ良い時代が来たという風潮だったように 思うが、最近は、実は明治維新こそが日本というものを破壊 してしまったのではないかという考え方もよく聞くように なった。この本もまた「上の者は下の者の言うことに耳を 傾け、下の者は気兼ねすることなく上の者に物を言う」と いう日本の良さが明治維新を機に消えてしまったという。 どちらの観方にも正しい所間違っている所があるだろうが、 敬語というものが日本において欠くことのできない素晴ら しい「装置」であるという点は間違いがないだろう。正しく 使えるということも確かに大切だが、使おうとするその姿勢 の方がもっと大切である。
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[ 内容 ] 前近代の厳然たる身分社会において、敬語は上下を円滑につなぐ交流の手段だった。 敬語の起源と役割を問い直す。 [ 目次 ] 第1章 欧米や前近代の中国では上位者と下位者は断絶していた―お米がないならお肉のお粥を食べれば?(敬語と敬語はどういう関係にあるのか;中国人は...
[ 内容 ] 前近代の厳然たる身分社会において、敬語は上下を円滑につなぐ交流の手段だった。 敬語の起源と役割を問い直す。 [ 目次 ] 第1章 欧米や前近代の中国では上位者と下位者は断絶していた―お米がないならお肉のお粥を食べれば?(敬語と敬語はどういう関係にあるのか;中国人は死んだら終わりと考える ほか) 第2章 日本では有史以来幕末に至るまで上下の交流があった―お代官様がおやめにならないかぎり、われわれは未来永劫村へはもどりません(日本人の平等意識は不平等意識とイコールである;日本人は先祖とのつながりを重視する ほか) 第3章 敬語は上位者と下位者をつなぐかけがえのない橋だった―羽をください、若王子の神様(日本人が対等に扱えたのは「日本語人」だけであった;「ソト=自然」は恐ろしく尊いものである ほか) 終章 敬語が日本の行く末を決める―すみません、その傘を向こうへやっていただけませんか(なぜ明治から終戦までの時代は下位者が何も言えなくなったか;田中正造の挫折は伝統的な階級秩序の崩壊を象徴した ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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