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夢声戦争日記 抄 敗戦の記 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2001/10/25 |
JAN | 9784122039216 |
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夢声戦争日記 抄
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夢声戦争日記 抄
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徳川宗夢声 「夢声戦争日記 抄」 昭和20年4月から始まる日記抄。わかってはいても8月が近づくと 時間が止まってほしいと思う。 著書は 原爆による敗戦を 日本の終わりでなく、人類の終わりと見ている。日本は 兵器による戦いは敗けたが、兵器によらない戦いに勝ち、日本が世界に君臨す...
徳川宗夢声 「夢声戦争日記 抄」 昭和20年4月から始まる日記抄。わかってはいても8月が近づくと 時間が止まってほしいと思う。 著書は 原爆による敗戦を 日本の終わりでなく、人類の終わりと見ている。日本は 兵器による戦いは敗けたが、兵器によらない戦いに勝ち、日本が世界に君臨すれば 人類は滅亡しないかもしれない としている〜経済や貿易の時代を予言している? 最後の言葉に共感する「敗けるということは 時には必要である」 日記全体を通して「柿若葉」「胡瓜」「南瓜」が多く出てくる。B29に対する関心は 南瓜と胡瓜に対する関心と同じ程度というのは おかしかった。 昭和20年4月 *雨上がりの柿若葉に朝日の輝く美しさ 昭和20年5月 *日記〜唯物論の立場から〜生物それぞれの環境で、その瞬間を生き生きと生きていくのが一番正しい生活 *一日中 地下小屋工事に没頭する〜気の向くままに〜茶を飲み〜楽しく粗食を喰らい、まさしくこの世の極楽である 昭和20年6月 *勝ち目のない戦争〜吾々も玉砕と行くところまで、止められるものでもあるまい 昭和20年7月 *日本の指導者達は如何なる見通しのもとに戦争を続けているのか〜新聞などで戦争に勝つと念を押さねばならぬようでは心細い *死ぬかもしれないという点では 軍隊にいようと民間にいようと、率は変わらない、空襲激化の今日である *一喜一憂とは 小人の恒であるが、一喜一憂にこそ人間らしさがある *B29とP51に対する関心は 南瓜と胡瓜に対する関心と同じ程度 昭和20年8月 *考えて自殺するのは人間のみ、考えて自滅するのは人類のみ *兵器による戦いは敗けたとして、兵器によらざる戦いに勝つテはないか〜その戦いに日本が勝ち、世界に君臨することができれば、人類は滅亡しないで、済むかもしれない *日本のものは何でも最高である、という盲目的自信が 日本を戦敗に導いたのだと思う *戦争が何かの間違いで勝っていたとすると〜救いがたいものになっていた〜敗けるということ、時には必要である
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生活しながら空襲や配給や戦況や原爆投下について、どう思ったのかの貴重な資料。戦時でもエンターテイメントは求められていて、毎日のように出演がある。口演謝礼や食料品代など細かく記入してあり。工業は軍関係に集中し、食料生産地からの輸送力が足りないなか、恐るべき物資欠乏とインフレが終戦前...
生活しながら空襲や配給や戦況や原爆投下について、どう思ったのかの貴重な資料。戦時でもエンターテイメントは求められていて、毎日のように出演がある。口演謝礼や食料品代など細かく記入してあり。工業は軍関係に集中し、食料生産地からの輸送力が足りないなか、恐るべき物資欠乏とインフレが終戦前からあったこともわかる。抄録ではなく元の7冊全部よみたいのだが、図書館にもない。「解説」は水木しげるで、戦地ラバウルの体験談。軍歌をカラオケで唄う者もめっきり絶えたように、太平洋戦争の銃後体験も聞きたくなくなっただろうか
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活動写真弁士による終戦前後の日記。これは抄録で本編はもっと長いようだ。風化したり、後世の都合よく改変されてしまいがちな戦時期の記録として、とても貴重。ただし、そもそも興味があまり持てない分野なので、拾い読みになってしまい、通して読了することができなかった。
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