まつぼっくりノート ひろってふしぎつくってたのしい

いわさゆうこ(著者)

• 販売会社／発売会社: 文化出版局
• 発売年月日: 2001/11/08
• JAN: 9784579404094

商品レビュー

2013/08/09

大好きなシリーズで今回は「まつぼっくり」。

子供の頃、どんぐりとまつぼっくりが大好きで
よく山に行くと拾って集めてたけど、どんぐり以上に
その生態も何も知らなかったまつぼっくり。

まつぼっくりはマツの木につく実で、
裸の種を守って育てるお家の役目をしてるなんて!
雌花が受粉をして、次の年の秋頃に種が熟すと
まつぼっくりを開いて種を落とす。

針葉樹は日本には40種類ちかくあって、
糖や油が多く、蝋で葉のまわりを守っているので
霜や雪でも凍りにくく、暑さや乾燥にも強く、
厳しい環境や痩せた土地でも育つことができるとか。

木の長生き世界一は針葉樹で、その木は
アメリカ・カルフォルニア州の標高3000mの山に育っていて
4764歳!!!!!日本の屋久島の縄文杉も長生きで
3000歳らしいけど、それよりも1000歳以上も年上なんて!
木の中で太さや背の高さ、重さも針葉樹が一番の
記録を持っていたりと、針葉樹ってすごい!

他のシリーズと比べて、写真も多く載っているので
木やそれぞれの雌花、雄花、実の形状も分かりやすかったり、
針葉樹の種がどんなふうに育つのか、芽が出た頃の
写真も掲載されていて、当たり前だけど大きな木も
始まりは小さなかわいい芽なんだなぁと感慨深い。

秋になったらこの本を片手に、改めてまつぼっくりを
じっくりと観察してみよう[^-^]