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ピュタゴラスの旅 集英社文庫
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ピュタゴラスの旅 集英社文庫

酒見賢一(著者)

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ピュタゴラスの旅 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:そしてすべて目に見えないもの. ピュタゴラスの旅. 籤引き. 虐待者たち. エピクテトス
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2001/06/19
JAN 9784087473377

ピュタゴラスの旅

¥460

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2021/10/05

他の小説の合間合間に読み進めてました。 初版が出た当初に読んで以来の再読。 その頃よりおもしろく読めたように思う。 後宮小説は何度か読んでるけど、他の酒見作品も読み直してみようかな。

Posted by ブクログ

2019/04/20

ピュタゴラスの旅は二冊目で、単行本も文庫本も知り合いの古本屋で入手した。何か縁深いものを感じるわけで。哲学的な何かが呼び寄せるのか(笑)短編集5編。生き方というか生き様を考えさせられる何かがあり、人生は旅のようでもあり。たゆたい流されるように生きるのか、確固たるポリシーをもって四...

ピュタゴラスの旅は二冊目で、単行本も文庫本も知り合いの古本屋で入手した。何か縁深いものを感じるわけで。哲学的な何かが呼び寄せるのか(笑)短編集5編。生き方というか生き様を考えさせられる何かがあり、人生は旅のようでもあり。たゆたい流されるように生きるのか、確固たるポリシーをもって四角四面に生きるのか。私の魂は何人にも屈せられず、汚されず気高く生きるのか。さてさて。どんな生き方をするのも自分次第だ。

Posted by ブクログ

2014/05/10

この人の、中国モノでない小説を読んだのは、これが初めてかもしれない。 1991年に出た単行本が底本だとのこと。 そう思うと、最初の、いかにもメタ小説メタ小説した「そして目に見えないもの」なんかは、まあ、90年代だなあ、と思っておけばよいのかな? 冒頭の作品だっただけに、ちょっと...

この人の、中国モノでない小説を読んだのは、これが初めてかもしれない。 1991年に出た単行本が底本だとのこと。 そう思うと、最初の、いかにもメタ小説メタ小説した「そして目に見えないもの」なんかは、まあ、90年代だなあ、と思っておけばよいのかな? 冒頭の作品だっただけに、ちょっとガクッとしてしまった。 でも、それ以降の作品はすばらしかった。 西欧近代の男性的な文化を嘲笑するかのような「籤引き」。 飼い猫に愛された男が、飼い猫虐待の仇を討つ「虐待者たち」。 どちらも、イデオロギー的な主張だけが押し出されているわけでなく、むしろ主人公の男の中で、常識や日常性といったものがゆらいでいく様子が、とても印象的に描かれていた。 最後の中篇「エピクトテス」は、主人公の姿に、精神の高潔さというのはこういうことなんだ、と思わせられた。

Posted by ブクログ

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