商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 理論社/ |
発売年月日 | 2001/08/03 |
JAN | 9784652077016 |
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海へ帰る日
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
謎のドリンクを飲んでから体が変化して超能力が使えるようになった主人公。突然の異変に戸惑いながらも、どう生き抜くかを模索していくうちに、事件が次から次へと発生します。 めちゃくちゃおもしろかったです! 話の規模がどんどん大きくなって、思いもしない展開へ。 主人公の心理描写が丁寧に...
謎のドリンクを飲んでから体が変化して超能力が使えるようになった主人公。突然の異変に戸惑いながらも、どう生き抜くかを模索していくうちに、事件が次から次へと発生します。 めちゃくちゃおもしろかったです! 話の規模がどんどん大きくなって、思いもしない展開へ。 主人公の心理描写が丁寧に描かれていて、物語に入りこんでしまいました。 登場人物が誰も悪い人がいないのも良いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある日、謎のドリンクを飲んだせいで超能力を持つようになった子どもたちが主人公だが、それが温暖化ネタとつながるという驚きの展開。 海面が上昇し陸地が減る未来を見据え(それはすなわち主要都市の沈没)、人類を海中生活に適応させる試みが描かれているが、まるで昔のSFのよう。いや、昔ならたとえばドーム状の海底都市を形成するなど、環境を人類に合わせる発想がありがちなバターンだけども、本作では人類魚類化の方向に進んで、しかもそれをジュブナイルとして作りこんであるので、ずいぶんな力技だなあと感心しきり。 普通の中学生男子、不良中学生男子、いたずら好き小学生、育ちの良さ気な女子高生。みな同じようにドリンクのせいで超能力を持つのだが、発現の仕方、力の使い方は4者4様で、力をどう使うかによって彼らの運命はまったく違うものになってゆく。その書き分けが面白いし、謎のドリンクの名前が「TEST CASE」というのにもちょっとした皮肉を感じる。 ハッピーとは言い切れない微妙なエンディングも悪くない。この微妙さがどこから来るかといえば、まるで「このまま温暖化が続けば、遠からずあなたの子どもたちはみな海に帰りますよ」と親世代が脅されている気持ちになるからだろう。 もっとも今の日本は放射能騒ぎや右傾化・ヘイトスピーチ騒ぎで、温暖化や環境ホルモンのことはすっかり忘れ去られているみたいだけど。
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色々な事を考えさせられたお話です。長編だけど、読みやすいので小学生でも読もうと思えば、読めると思います♪
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