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日本の警察 安全と平和の崩壊連鎖 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2001/05/16 |
JAN | 9784087200911 |
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日本の警察
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
タイトルからはわかり…
タイトルからはわかりにくいが、オウム事件時の警察に的をしぼった本。オウムというカルト教団によるテロ事件、そして警察庁長官が狙撃されるという前代未聞の事件が起き、しかも犯人はオウム信者の警察官という見方が強い。(未だに事件は未解決)にも関わらず、警察の後手後手の捜査、ミス、相次ぐ不...
タイトルからはわかりにくいが、オウム事件時の警察に的をしぼった本。オウムというカルト教団によるテロ事件、そして警察庁長官が狙撃されるという前代未聞の事件が起き、しかも犯人はオウム信者の警察官という見方が強い。(未だに事件は未解決)にも関わらず、警察の後手後手の捜査、ミス、相次ぐ不祥事。警察内部の「政治」。こんなにも、日本警察の汚点が表出した事件はなかったでしょう。未だに問題の多くは改善されてないように思います。
文庫OFF
本書は警察担当記者として長い経歴を持つ著者による「日本の警察」の詳細な報告であるが、巨大官庁である「警察組織」の病理とも思える過去と現状がよくわかった。 現在でもマスコミでは、様々な警察官の不祥事が次々と取り上げられている。その内容は、汚職から痴漢まで様々なものであるが、その...
本書は警察担当記者として長い経歴を持つ著者による「日本の警察」の詳細な報告であるが、巨大官庁である「警察組織」の病理とも思える過去と現状がよくわかった。 現在でもマスコミでは、様々な警察官の不祥事が次々と取り上げられている。その内容は、汚職から痴漢まで様々なものであるが、その底流に、「組織の腐敗」があることは間違いがない。 組織の「腐敗と劣化」の原因は、その歴史と組織の中に潜んでいることが多いが、警察組織はその特性から、組織の内情や人事の詳細についてはあまり一般には知られていないと思われるが、本書はその内容に大胆に切り込んでいると思う。 「スキャンダルの底流」や「治安の危機」、「捜査権力の裏側で」を読むと、いかに警察が問題を多く抱える組織であることがよくわかる。 しかし、このような組織に自浄を望むことは無理なのではないか。権力を持つゆえに、自己改革は不可能なのではないかとの思いを持った。 「警察」「検察」「政治」「組織内部の構造」等の詳細な関係や距離感は、実に興味深く読めた。そうか警察はこのような諸関係と法制度で動いているのかと、よくわかる思いがした。 また本書では、「新驚異時代」「日本警察を再構築する」において、社会情勢の変化に合わせての警察の変身も扱っている。なるほど、社会情勢がここ20年でまったく変わっていることを思うと、警察の変わらざるを得ないとは思うが、巨大な官僚組織・強大な権力を持つ警察組織が自分で身を切るような変革ができるのだろうかという疑問を持った。 本書は一般にはあまり知られていない警察の内情を紹介した良書ではあるが、著者はやはり「記者クラブ制度」で警察と一体となった価値観をも持つのだろうか。問題点の柔らかな指摘にとどまっているようにも感じた。 それぞれの現場には、それぞれの「言い分」があるのが当たり前で、それを指摘するだけではやや物足りない。ジャーナリストは健全な批判精神が「キモ」であると思うゆえにちょっと不満が残るとも思えた。
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一概に警察と言っても内部はすごく複雑。テレビドラマのような浪漫は微塵も無い(テレビの見過ぎかな)。国民を守ろうとする正義感は警察官であれば少なからずあるだろうし、勿論日々勤務に励む警察官たちの批判をするつもりはない。 ただ日々変化し続ける社会の中で、警察組織のあり方にも変化は必要...
一概に警察と言っても内部はすごく複雑。テレビドラマのような浪漫は微塵も無い(テレビの見過ぎかな)。国民を守ろうとする正義感は警察官であれば少なからずあるだろうし、勿論日々勤務に励む警察官たちの批判をするつもりはない。 ただ日々変化し続ける社会の中で、警察組織のあり方にも変化は必要だと、これを読んで思う。
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