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物象化論の構図 岩波現代文庫 学術39
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物象化論の構図 岩波現代文庫 学術39

広松渉(著者)

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物象化論の構図 岩波現代文庫 学術39

1,430円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2001/01/16
JAN 9784006000394

物象化論の構図

¥1,430

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2011/06/11

廣松渉さんのマルクスもの。 マルクスの「唯物史観」を軸に解読と思考を繰り広げていく。 「関係性」を重視していくことには賛成だが、どうもその先の展開が賛同できない。 「「諸関連・諸関係の一総和」としての社会こそが主体=当体」であり、「個々人が究極的な実体的主体なのではなく、諸関係の...

廣松渉さんのマルクスもの。 マルクスの「唯物史観」を軸に解読と思考を繰り広げていく。 「関係性」を重視していくことには賛成だが、どうもその先の展開が賛同できない。 「「諸関連・諸関係の一総和」としての社会こそが主体=当体」であり、「個々人が究極的な実体的主体なのではなく、諸関係の結節としてそんざいしていること、真の主体的当体は関係態であること」(P68)が指摘される。 つまり、ここでの「関係性」は階級だとか「同胞」「党派」に直結してしまい、そこで最終的には「総和としての社会」が第一目標とされるのだ。 だが「諸関係の総和」などというものを誰が計測できるだろう? 厳密な意味での総和などというものは、神ならぬ人間には把握しようもない。誰もが一面的なパースペクティヴからしか、物事を認知し得ない。「社会」というゲシュタルトは、局面ごと・見る人間ごとに異なってくるのが当然だ。 そのような、計測不能なものを計測し、コントロールしようとするのが共産主義国家の官僚であるから、結局ただの「全体主義」になってしまうのだ。 「関係性」は重要だが、それの「総和」などというものを想定する時点で、マルクス主義は決定的に間違っているのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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