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子どもに語る北欧の昔話
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子どもに語る北欧の昔話

福井信子(訳者), 湯沢朱実(訳者)

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子どもに語る北欧の昔話

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 こぐま社
発売年月日 2001/12/10
JAN 9784772190367

子どもに語る北欧の昔話

¥1,760

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/05/16

北欧の神話を読んだ流れで 童話も読んでみたくなって。 知っている話は、「北風のテーブルかけ」くらい。 これはノルウェーのものらしく、 日本でもみんな知っている有名な話。 全体を通しては、 トロルやこびとが出てくることが 北欧っぽさのように感じる。 物語全体から感じるのは、 ...

北欧の神話を読んだ流れで 童話も読んでみたくなって。 知っている話は、「北風のテーブルかけ」くらい。 これはノルウェーのものらしく、 日本でもみんな知っている有名な話。 全体を通しては、 トロルやこびとが出てくることが 北欧っぽさのように感じる。 物語全体から感じるのは、 正直で実直で気前がいいことが 幸せをもたらすというメッセージ。 小難しい話はそんなにない。 好きだったもの。 「トロルとうでくらべをした少年」 おそろしいトロルに知恵を使って 勝つ話なのだけれど、 トロルのまぬけさがあまりにも滑稽。 「木のまたアンティ」 毛皮商人が旅の途中に泊めてもらった家に 予言者も泊めてもらっていた。 家のおかみさんが男の子アンティをうむ。 商人の跡取りになるという予言を耳にし 疎ましく思い、商人は赤ん坊をもらい受け 木のまたに捨てる。 しかし、狩人が拾って育てる。 これを知り、また策略するが失敗し、 商人の娘と結婚してしまう。 北のはての賢い女主人ロウヒに、 人間の幸せとはなにか 聞いてくるよう言いつけ遠ざける。 アンティは旅に出てたくさんの人に出会い 助けられながら、質問を頼まれ引き受ける。 ロウヒの娘の力も借り全ての質問に答えをもらう。 帰り道、みんなに答えを教えてお礼をもらう。 無事戻ったアンティ。 苦々しく思いつつ旅に出る毛皮商人。 アンティから答えをもらった渡守の仕事を 商人が引き受けるはめになり、 予言どおりアンティは跡取りとなる。

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2022/03/08

『屋根がチーズでできた家』小3読み聞かせに◎ 『屋敷こびと』小4◎ 『銅のなべ』小3、小4に◎

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2019/10/17

デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの北欧5か国の民話を集めた、児童向けの書籍。 概ね素朴な物語で味わい深く読めた。 やはり、多くの土地の民話と同様、戒めや教訓を含んだものが散見される。 例えば、貧しい少年が得た宝物を横取りする強欲な夫婦が最後には懲...

デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの北欧5か国の民話を集めた、児童向けの書籍。 概ね素朴な物語で味わい深く読めた。 やはり、多くの土地の民話と同様、戒めや教訓を含んだものが散見される。 例えば、貧しい少年が得た宝物を横取りする強欲な夫婦が最後には懲らしめられる「北風を たずねていった 男の子」や、正直な弟がお姫様の病気を治し、幸せに暮らす「命の実」などがそう。 童話「ヘンゼルとグレーテル」と話の筋が似た「屋根がチーズでできた家」や、「シンデレラ」のように王子が靴が合う女性を探す「赤いめうし」といった類話も見られ、これも根っこの部分でどこかつながっているのかなと興味深く読んだ。(ちなみに「赤いめうし」で靴を履こうと足を切り詰める描写が怖い) フィンランドの民話「木のまたアンティ」では、叙事詩「カレワラ」でも登場する神話上の土地ポホヨラや、その土地の支配者である魔女ロウヒが登場し、これも興味深かった。この話も骨太で好きだ。 個人的に一番好きなのが「正直な若者と ねこ」。 ねずみの害をねこが救う話は他にもあり、この話もそれに類するものであるが、若者が道中出会う人々がみな朴訥で親切なのがよい。 ついでにいうと、タイトルもどこか惹かれるものがある。 また話によく登場する魔物トロル。 日本の妖怪のように、自然の脅威や、推測であるがおそらく異民族などもそのルーツであると思う。 本来恐ろしい存在であったはずのトロルだが、これも日本の妖怪のように少し間抜けで憎めない存在としてたびたび描かれる。 人間は知恵や勇気をもってトロルを討伐し、その宝物を得ているのも、例えば「桃太郎」などと共通しているようで面白かった。 北欧といえば、自分の中ではデスメタルの本場という形で親しみがあるが、民話もどこか寒い土地独特の空気感があり、いい話でもどこか暗めなのが自分好みであった。 本棚に、以前購入して積んでいた北欧神話の本もあるので、時間を見つけてそちらも読んでみたい。

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