死のドライブ 文春文庫

アンソロジー(著者), スティーヴン・キング(著者), リチャード・マシスン(著者), ラムジー・キャンベル(著者), ジェフリー・アーチャー(著者), アントニア・フレイザー(著者), ピーター・へイニング(編者), 野村芳夫(訳者)

• 内容紹介: 内容:自動車狂-死の機械:トラック スティ-ヴン・キング著. つちけむり E.F.ベンスン著. 二度目のチャンス ジャック・フィニイ著. 中古車 H.ラッセル・ウエイクフィ-ルド著. 決闘 リチャ-ド・マシスン著. わたしの車に誰が坐ってたの？ アントニア・フレイザ-著. デトロイトにゆかりのない車 ジョ-・R.ランズデ-ル著. 高速道路での無謀運転-追い越し車線の殺人:高速道路で絶対に停車するな ジェフリ-・ア-チャ-著. 死の車 ピ-タ-・ヘイニング著. 夜間法廷 メアリ-・エリザベス・カウンセルマン著. 事故多発区間 ラムジ-・キャンベル著. 最後のレ-ス アラン・ディ-ン・フォスタ-著. ヒッチハイカ- ロアルド・ダ-ル著. クラッシュ J.G.バラ-ド著. クロム・キラ--未来のオ-トゲドン:デス・レ-ス二〇〇〇年 イブ・メルキオ-著. 景色のよいル-トで ハ-ラン・エリスン著. 異端者の火刑 ロジャ-・ゼラズニイ著. 違反 ウィリアム・F.ノ-ラン著. 乳のごとききみの血潮 イアン・ワトスン著
• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2001/01/10
• JAN: 9784167527679

商品レビュー

2010/05/28

意外と知られていない…

[文庫ＯＦＦ]

意外と知られていないことですが、この短編集にスティーブン・キングの作品があります。

2010/04/26

ちょうどこれが出版された頃、奥田民生がクルマの登場する歌ばかり詰めたアルバムを出した。こちらはクルマの登場する話（ホラー系が殆ど）のアンソロジー。どちらも好きな自分なら必読だな、ってことで読んだわけだが……やはり面白かった。

車がテーマのホラーと言っても、幽霊話や車が狂った話、狂ったドライバーにイカれた乗客の話から、未来の自動車社会を描いた話と様々よりどりみどり。映画された原作も数編入っております（有名なのはスピルバーグのデビュー作「激突！」の原作である「決闘」他）。
ラストが「Back to The Future」のPart1を彷彿とさせるJ・フィニィの「二度目のチャンス」や、乗せたヒッチハイカーの正体を巡るダールの「ヒッチハイカー」など心地よい読後感を残すものもあるが……殆どの作品は運転することが少し怖くなってしまうような話。どの作品も十分に愉しめ、かつ恐怖を味わえる。