愛のよろこび オーロラノベルズ

三季貴夜(著者)

• 販売会社／発売会社: オークラ出版
• 発売年月日: 2000/09/30
• JAN: 9784872786590

商品レビュー

2011/11/12

　これ、何で薫が揺れ動いたのか……が、わかっちゃってからは、個人的にはわりと反感を覚えてしまったorz
　話の出来が悪い、とかではなくぁたしの好みには合わなかった……という話。

　とりあえず、きっと薫は流されるのが好きな人なんだろうな……と思ったのが一つ。
　だって、いざとなったら全部相手に答えを任せてしまって、自分じゃ何一つ選ばなかった。
　そして、「何であの時こうしてくれなかったんだっ!!」って怒る。
　すげぇ、依存型の人間なんだと思う。
　そういうの、ぁたしの最も嫌いで苦手とするところなので、個人的に薫が好きになれなくて、話に入れなかったのが一つ。
　それから、結局のところ最後の決断で薫が選んだのは「仕事」を選んだわけであって、恭介、を選んだわけじゃなくない？　と。
「仕事」を選んだら、たまたまそこに「恭介」がついてきた……的な。
　だから、結局、薫は何の答えも出してなくて。
　これから先、もっと仕事も選べて恭介以上に「好き好き」って言ってくれる、相性のいい別の男が出てきたら、そっちを選ぶ……というか、迷うんだろうなー……ってそう思った。

　恭介、報われない。