商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2000/08/10 |
JAN | 9784622033875 |
- 書籍
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ある軍法務官の日記
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ある軍法務官の日記
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日中戦争において、南京戦前後に従軍した法務官の私的日記。 軍の犯罪、戦場の様子、中国の民衆、日中の先行きへの不安など、当時の戦場の空気感が伝わる。
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甘粕事件、相沢事件、2・26事件など 戦前の陸軍に関する代表的な事件に 軍法務官として関わった小川関次郎が、 日中戦争初期に軍と同行し、 南京や上海をまわった際に記していた日記。 ほぼ原文ままであり、最初に本を開いた時には 読みきれるか不安になったが、これがなかなか読みやすく、 ...
甘粕事件、相沢事件、2・26事件など 戦前の陸軍に関する代表的な事件に 軍法務官として関わった小川関次郎が、 日中戦争初期に軍と同行し、 南京や上海をまわった際に記していた日記。 ほぼ原文ままであり、最初に本を開いた時には 読みきれるか不安になったが、これがなかなか読みやすく、 内容も分かり易かった。 私書だけあって小川関次郎の素直な思いが飾り気なく書かれており、 それでいて景色描写や携わった事件の詳細、 彼の心情がつぶさに描かれていて驚いた。 南京制圧後の日中戦争の推移についても 率直な不安が綴られており、興味深い。 上海租界の雰囲気も知れる。 甘粕事件から彼を知った身としては、 甘粕正彦に対する人間味のある追求から、 彼の人となりに興味があったが、 軍規を司る彼の一歩引いたような姿勢にとても好感を得た。 当時の雰囲気がよく知れる良書。
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