- 新品
- 書籍
- 書籍
隊長ブーリバ 潮文学ライブラリー
1,047円
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 潮出版社/ |
発売年月日 | 2000/12/05 |
JAN | 9784267015854 |
- 書籍
- 書籍
隊長ブーリバ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
隊長ブーリバ
¥1,047
在庫なし
商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
私にとって、ウクライナと言えばこれ!初めて読んだ小学生時代は、「モンゴル人がなぜ出てくる?」「同じキリスト教徒なのにポーランドが不倶戴天の敵?」と、?だらけ。高校、大学で歴史学を専攻した事で、薄皮が剥がれるように疑問が氷塊して行きました。17世紀のフメリニツキーの乱を題材としたフ...
私にとって、ウクライナと言えばこれ!初めて読んだ小学生時代は、「モンゴル人がなぜ出てくる?」「同じキリスト教徒なのにポーランドが不倶戴天の敵?」と、?だらけ。高校、大学で歴史学を専攻した事で、薄皮が剥がれるように疑問が氷塊して行きました。17世紀のフメリニツキーの乱を題材としたフィクションですが、遙かなる大草原から集い来るザポロージェ•コサックの勇士たち。二人の息子と共に参戦するブーリバ。転戦に次ぐ転戦の中で、一人、また一人と命を落としていく仲間たち。命をかけて歴史を作った男たちの姿が、ゴーゴリの重厚な文章で綴られていきます。 尊敬する父と兄を裏切ってまで愛に生きようとする次男アンドリューの姿は、小学生だった私に大きな衝撃をあたえました。 大国(当時のポーランド)に翻弄されるウクライナ(当時はキエフ•ルーシ)は、この物語の後の時代にモスクワの支配下に入る。そのウクライナを支配下に置こうとするモスクワを中心としたロシアの現状を、ブーリバたちはどう見ているのだろう。
Posted by
ある意味、喜劇なのかも知れない。 悲劇なのだけれど、他の人から見ると喜劇にも見える。 平家物語も似たところがある。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ウクライナの戦闘集団としてコサックが描かれている。タラス・ブーリバはそのリーダーで、2人の息子や若者たちが鍛えられるためには戦争に行くことが必要だと考えていた。 凄惨な戦闘シーンの数々。息子が敵の女性と恋に落ちることで、もっと人間的な融和を一瞬、期待したが、物語はひたすら憎しみの連鎖を拡大していく。 処刑を見世物として傍観する大衆の姿と比すれば、許せない仕打ちに対して復讐に徹するブーリバの勇姿には、人間として誇りというものを考えさせる。
Posted by