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戦後歴史学再考 「国民史」を超えて シリーズ歴史学の現在3
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青木書店 |
発売年月日 | 2000/06/01 |
JAN | 9784250200205 |
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戦後歴史学再考
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戦後歴史学再考
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦後歴史学についてのシンポジウムを詳しく論文風にしてまとめたもの。注も載っていて丁寧であるし、戦後歴史学について様々な視点から知ることができる。やはり一番とがっているのは西川氏の「国民国家論」か。そして一番戦後歴史学的なのは石井氏。二宮氏が穏当に書いてる気がする。安田氏のまとめも同じく穏当な感じ。いろいろ相違点もあるが(そしてそれは当然のことだが)まとめるとこんなかんじか。 ・戦後歴史学は戦前の皇国史観への反省と批判からスタート ・戦後民主主義を背景にスタート ・程度の差こそあれマルクス主義がバックボーン ・大塚経済学、丸山政治学が両輪で支えた ・例えば明治維新は不徹底で近代化がすすんでいたいものとする(西洋を理想視する丸山と通底) ・というのが「国民国家」論としては批判できる明治国家も国民国家形成をしたのだ。その点は同じだ。 ・普遍化しようとすると、細かい事象が抜け落ちるそれを社会史が拾う。 ・「パンくずと化した歴史学」という社会史批判 ・石井氏の生産力=破壊力 が受けてる! ・牧原氏は講義の最後に美輪明宏を流す!
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戦後歴史学と、世界史、国民国家、社会史との関係についての、3人の歴史研究者による報告。個人的には二宮宏之の報告が一番しっくりくる(3人ともテーマは違うけど)。しかし、それに対する安田浩の、歴史家の認識構造に関する疑問についても考えさせられた。
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「歴史学入門」を読んでから、のほうがいいのかも。「社会史」についてはこちらのほうが詳しく紹介されていますし、日本の「戦後歴史学」の系譜もよくまとまっている感じです。
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