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脱戦争論 小林よしのりとの裁判を経て
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東方出版/ |
発売年月日 | 2000/05/01 |
JAN | 9784885916601 |
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脱戦争論
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3件のお客様レビュー
いまいち やっぱり一個上の視点から話さない限りだめなんだろうな~ 水掛け論のきがしちゃう 私としては小林よしのりの方も読まないとなんとも
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漫画の一部を引用して小林氏を批判してた上杉氏が,著作権法違反で訴えられ,勝訴。論評のための引用と言うことで適法と評価されたので,漫画のカットをふんだんに引用してこの本を作ったそう。 この二人の裁判事件はいくつかあるみたい。5年ほど前に,職場で民法に関する研修を受けたのだが,そ...
漫画の一部を引用して小林氏を批判してた上杉氏が,著作権法違反で訴えられ,勝訴。論評のための引用と言うことで適法と評価されたので,漫画のカットをふんだんに引用してこの本を作ったそう。 この二人の裁判事件はいくつかあるみたい。5年ほど前に,職場で民法に関する研修を受けたのだが,その中で議論した10の事例のうちの1つも二人の裁判だった。それは,名誉棄損に関わるもので,上杉氏が小林氏を訴えたもの。 上杉氏に漫画のカットを引用された小林氏が,自分の知名度を利用して目立とうとしてる,とか,著作権法違反の引用をしている上杉本は「ドロボー本」だとか言って自分の漫画で批判していた。それが,名誉棄損に該当するという訴え。 研修での争点は,「ドロボー」,「ドロボー本」との表現が,名誉棄損を構成するかというもの。結局のところ,漫画の引用は適法ということで決着がついたのだが,「ドロボー」表現時点では,決着していなかった。当該表現が事実の摘示といえるか,論評であるかが名誉棄損の成立に関係する。 最高裁の判断は,確か論評であり名誉棄損は不成立,だったと思う。「ドロボー本」は「私は,この本は著作権法に違反していると考える」という意味だから。上杉氏がドロボーであるという事実を摘示したものではないということ。 ただ「ドロボードロボー」ってあんまり上品な表現じゃないよね。揶揄しあう論争でなく,互いに敬意をもって応酬するのがキレイで,見てる方もためになるんだと思う。最近の原発等を巡る論争も,穏やかに冷静にやりあって,よりよい道を示してくれたらと思う。分断・反目はよくないよ。
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小林よしのりによる戦後教育における日本歴史観へのアンチテーゼーはいまや多くの支持を得るにいたった。この本の発売は2000年であり『よしりんはもう死んだ』とまで書かれていたが、2008年においても未だ人気は健在である。僕としても小林よしのりの意見・見解に共感・賛同するところは多い。...
小林よしのりによる戦後教育における日本歴史観へのアンチテーゼーはいまや多くの支持を得るにいたった。この本の発売は2000年であり『よしりんはもう死んだ』とまで書かれていたが、2008年においても未だ人気は健在である。僕としても小林よしのりの意見・見解に共感・賛同するところは多い。漫画の特性を余すところなく駆使し、感動的に、そして何よりもわかりやすくて頭に入る。だがその一方で、作品を冷静に読むことを忘れがちである。そのわかりやすさゆえに、である。 よしりんファン必読の書ではないかと思う。この本には小林よしのりがいかにして読者をコントロールしているのかという解説がなされており、彼に対する反証もいくつか挙げられている。アンチテーゼーに次ぐアンチテーゼ、戦後世代の人間は歴史というものに関して弁証法的に理解していくしかない、だから色々なことを取り込んでいくべきだ。小林よしのり自身も作品の中で「すべてのことをまずは疑ってかかれ、もちろんワシの作品もな。」と言っている。今、僕らの世代は全体として右傾化しているように思う、それ自体悪いことであるとは思わないが、大半の人間は流される情報をただただ受け取るばかりで、考えるということをしない。2chの議論の様子を見ても大半が引用文の出し合い、なんだかカードゲームを見てるみたいである。それに対するワクチンという意味でもお勧めの一冊。
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