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双色の瞳(1) ヘルズガルド戦史 スーパーダッシュ文庫
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双色の瞳(1) ヘルズガルド戦史 スーパーダッシュ文庫

霜越かほる(著者)

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双色の瞳(1) ヘルズガルド戦史 スーパーダッシュ文庫

544

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2000/07/20
JAN 9784086300049

双色の瞳(1)

¥544

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2015/06/07

最近のライトノベルに足りないのはこういう硬派なファンタジー成分である。 まず主人公が女なのが珍しい。美しくないのも珍しい。ハルヒや俺妹あたりからスペック高い美少女と自称平凡な男子のラブコメばかりで飽き飽きだったので、主人公の女の子が美しくなく、ヒーローが地位のあるカッコイい男なの...

最近のライトノベルに足りないのはこういう硬派なファンタジー成分である。 まず主人公が女なのが珍しい。美しくないのも珍しい。ハルヒや俺妹あたりからスペック高い美少女と自称平凡な男子のラブコメばかりで飽き飽きだったので、主人公の女の子が美しくなく、ヒーローが地位のあるカッコイい男なのは良い。物語もテンポよく、何より終末SF的な設定がとても良い。ライトノベルというより、読みやすいSFといった方がいいかも。

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2008/02/16

人類が滅びかけた未来、地上には毒が満ち、人は遺伝子を侵され、命を育む力を失いつつあった。15歳まで健やかに育った子ともは、「選ばれし子」として、特別に帝都で恵まれた暮らしを与えられる。 俗民ゾフィは本来なら「選ばれし子」にはなれない、双色の瞳であった。しかし、光の技術でレンズを作...

人類が滅びかけた未来、地上には毒が満ち、人は遺伝子を侵され、命を育む力を失いつつあった。15歳まで健やかに育った子ともは、「選ばれし子」として、特別に帝都で恵まれた暮らしを与えられる。 俗民ゾフィは本来なら「選ばれし子」にはなれない、双色の瞳であった。しかし、光の技術でレンズを作り、目の色を偽ったゾフィは、「選ばれし子」として臣民ライツ家の養女となり、ウナと名付けられる。 レンズを作り続けるため、光の技術を学ぼうとするが、そのためには軍に入らなければならなくて…。 双色の瞳を持ったため、幸せになりきれない少女の、悲しい戦いの物語。 (2008.1.31)

Posted by ブクログ

2004/12/10

衰退した未来、人為的に生み出された大量の毒素の影響で、奇形部分を持たない人間はほとんど存在しなくなっていた。大きな勢力を誇るヘルズガルド公国では、完全な形態を保持する人間だけが優良種として貴族、王族に連なることが出来た。そんな時代。        王国でも比較的汚染の激しかった東...

衰退した未来、人為的に生み出された大量の毒素の影響で、奇形部分を持たない人間はほとんど存在しなくなっていた。大きな勢力を誇るヘルズガルド公国では、完全な形態を保持する人間だけが優良種として貴族、王族に連なることが出来た。そんな時代。        王国でも比較的汚染の激しかった東部で生まれた少女デフィは、7歳まで完全なまま育つ。しかし、それを過ぎる頃、ついに瞳の色が変わってきてしまっていた。このままでは、軍属として戦死するか、工房で働くしか道はない。それを憂いた母親は、レンズ職人である腕を生かし、魚鱗からコンタクトを作り、欺くことを思いつく。首尾よく貴族の幼女となったデフィは、ウナと名を変え、瞳を誤魔化し生きるため、光学技術を扱える軍人となり、戦に赴く。いつか明るみに出てしまうだろう秘密を抱え、敵将に知られてしまうリスクも背負いつつ。      寺田克也のイラストと相まって、濃厚な空気を感じさせる世界観。一押しの一冊。

Posted by ブクログ

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