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金鉱町のルーシー
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金鉱町のルーシー

カレンクシュマン(著者), 柳井薫(訳者)

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金鉱町のルーシー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あすなろ書房/
発売年月日 2000/06/20
JAN 9784751518120

金鉱町のルーシー

¥1,540

商品レビュー

3.7

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2016/04/20

主人公はカリフォルニア・モーニング・ウィップル。 両親がゴールド・ラッシュに沸くカリフォルニアに憧れてつけた名前。 いま彼女は生まれ育ったマンハッタンを遠く離れた西部の田舎で、食べ物や衣服やほかのいろんな不自由に耐えながら、毎日身を粉にして働いている。 働かないと生きていけないか...

主人公はカリフォルニア・モーニング・ウィップル。 両親がゴールド・ラッシュに沸くカリフォルニアに憧れてつけた名前。 いま彼女は生まれ育ったマンハッタンを遠く離れた西部の田舎で、食べ物や衣服やほかのいろんな不自由に耐えながら、毎日身を粉にして働いている。 働かないと生きていけないから。 父親と小さな兄弟を肺炎で亡くし、母と弟、妹二人の5人は、ラッキーディギンズに引っ越してきた。 カリフォルニアは西部が大嫌いで、マンハッタンに帰りたくてしょうがない。 自分の周りにあるあれこれを大切にし、思いをかけ、そこにとどまりたいカリフォルニアと、ときには大切なものを置き去りにすることになっても、前に進もうとするママ。 「大草原の小さな家」は、家族の信頼と愛情に満ち溢れていますが、この作品は強権発動する母といやいや従う娘という構図。 カリフォルニアという名前が気に入らない彼女は、自分の名前を「ルーシー」に変える。(誰も呼んでくれないけど) 自然はけっして天国ではなく、時に大切な人の命をも容赦なく奪っていくけれど、その中で成長したルーシーは、自分が本当にやりたかったことに気づき、自分の力で夢を勝ち取っていく。 児童書にしてはあまりに過酷で、インディアンや奴隷などに対する偏見も当時のままに表現されているのはけっして読んでいて気分はよくないけれど、マンハッタンという幻影にしがみついていたルーシーが寂しさを覚悟しながらも夢に向かって歩き出す姿は、健気で愛しいと思った。 “いつもみんなのことを考えて、たまに泣いています。何もない南の島で、あたしがいなくてだいじょうぶですか。あたしはだいじょうぶ。 あなたの愛する娘 ミス・カリフォルニア・モーニング・ウィップル”

Posted by ブクログ

2012/12/26

1849年、金鉱掘りの町ラッキーディギンズ(幸運掘り)に移住してきたウィップル一家のサバイバル歴史物語。ニューベリー賞受賞作『アリスの見習い物語』に続くカレン・クシュマンの最新作。

Posted by ブクログ

2010/05/27

この時代背景がよくわかる。こども向け(正確にはYA)だけど、きれいごとの表現だけで終わることなく描かれているのでより真実を知りたくなり、この本からいろいろなことに興味が湧いてくる。この点は子どもの読み物としては良いと思う。

Posted by ブクログ

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