商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2000/09/29 |
JAN | 9784062103978 |
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
エッセイだと思って読み始めたら なんとパワーのある本だった。 そのパワーはすごい、すごい。 とにかくすごい、のです。 その感じ方には、読み手の個人的な考えによるはずだけれども。 私にはそのケが十分にあって。 はー。 途方にくれてしまう。 ちなみ私、3姉妹。
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前作の「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」では、東大での研究の様子を書いていたが、本作はそこで学んだことを基にして遙さんが考え感じたことをまとめた、という形式。 日常の疑問や行きにくさへの解決の手がかりとして、資本主義によりもたらされた家父長制の成り立ちと在りようの分析・考察を行...
前作の「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」では、東大での研究の様子を書いていたが、本作はそこで学んだことを基にして遙さんが考え感じたことをまとめた、という形式。 日常の疑問や行きにくさへの解決の手がかりとして、資本主義によりもたらされた家父長制の成り立ちと在りようの分析・考察を行っています。 遙さんは、フェミニズムを学んだことで楽になったのかしら、と思う。 私はちょっとしんどい。 しんどくても、知ってよかったとは思うけれど。 結局、一人の力やフェミニズム学者の一声、論文、研究があろうと、この世の家父長制や男性優位の支配はなくならないし、無視できない。 無視するためには、結婚しないとか、女らしさを見せないとか、何か不自由な選択をせまられる。 本当に知ってよかったのか、もしかして知らない方がよかったのでは、と遙さんが迷うことはないと思うけれど。
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著者が結婚しない(したくない)理由を社会での女性に対しての認識(期待)と身近な(結婚した)女性たちの実例を挙げて紹介。 著者が結婚したくないのは女性にとって結婚は「旦那さんの世話役」になることだから。それは会社を辞め仕事を辞め旦那(と場合によっては親・兄弟)の食事を用意し掃除・...
著者が結婚しない(したくない)理由を社会での女性に対しての認識(期待)と身近な(結婚した)女性たちの実例を挙げて紹介。 著者が結婚したくないのは女性にとって結婚は「旦那さんの世話役」になることだから。それは会社を辞め仕事を辞め旦那(と場合によっては親・兄弟)の食事を用意し掃除・洗濯をプライベートより優先して行うことを意味する。そこに「女性は男性より弱い、能力が劣る」という「男性が女性を守る」という姿勢に隠された差別を著者は見ている。またそれは女性の幸せはそういう「結婚生活」を送ることで得られるものであると言う認識によって確かなものであると(少なくとも著者の周りでは)されている。 結婚しないことで実の母に「あんたの人生は失敗じゃ」と言われた著者の辛さはどれほどのものだろう。 これだけ周囲の意識とまるで異なる考えをもつに至った著者はすごいし、またそれを変えない著者は強い。
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