小説 ドラゴンクエスト4(1) 導かれし者たち ドラゴンクエストノベルズ

久美沙織(著者)

• 販売会社／発売会社: エニックス/
• 発売年月日: 2000/10/05
• JAN: 9784757503045

商品レビュー

2011/05/22

小説ドラゴンクエストシリーズで、私が一番気に入っているのはドラクエⅣである。少年向けの冒険小説なのに（ていうかドラクエの小説化にも関わらず）勧善懲悪的な書き方を一切排除し、勇者（主人公）よりもピサロ様（ラスボス）を贔屓しているフシすら感じられたことから、後にこれを読んだゲーム原作者の堀井雄二氏は激怒したとか。私は小説版のストーリーは大好きだし、原作の雰囲気を壊しているとも思えないので、いいと思うんだけどね。個人的には久美沙織氏の小説版ドラクエⅣへの起用は大ヒットであった。イラストはいのまたむつみバージョンの方が好き。全４巻。

2009/08/26

原作がゲームのノベライズ作品は滅多に読まないのですが、
いかんせんFC版のドラクエ4はあれだけ個性的なメンツが揃っているのにほとんどしゃべってくれない(苦笑)もので、会話によるコミュニケーションを渇望して購入。
勇者ご一行だけでなく、魔物についてもつぶさに描写されており、各地でのエピソードも満載。想像以上の収穫でした★
しかしミニデーモン…

2008/09/14

　私が小説を書き始めたばかりの頃、どんな文章を書くかという指針になってくれたのが久美沙織でした。作品ごとにかなり文章の色彩を変える作家ですが、DQ4ノベルの文章が好きで、好きで、さんざん真似しました。今も耽美な、壮大な物語っぽい文章を書くときはまず久美沙織を読みます。
　それにしても私が知っているのはいのまたむつみの絵が表紙の文庫ですが、この装丁はいったい？