インドネシア烈々

塩沢英一(著者)

• 販売会社／発売会社: 社会評論社/
• 発売年月日: 2000/09/15
• JAN: 9784784503902

商品レビュー

2010/04/29

30年を超えるスハルト政権は政権というよりもひとつの体制だった。国軍という暴力装置で民衆の欲求を抑え込んだうえで、経済テクノクラートに経済を任せ、世界銀行などと協力し、外資導入で経済発展を進める仕組みを作り上げた。
インドネシアでは過去に何度も華人社会が暴動、略奪のターゲットとなってきた。
スハルトは子供たちに事業特権を与えてビジネスをやらせ、私財を肥やした。
ハビビは直面する問題をいかに解決するか、そのことだけを考えている。ハビビは政治家じゃなく、技術者なんだ。情報を整理し、科学の問題を解くように合理的な解決方法を探していく。
華人はイスラム色が強まることを最も懸念している。