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狂犬におびえるな 続・金正日への宣戦布告
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/01/30 |
JAN | 9784163559605 |
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狂犬におびえるな
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1997年に脱北した黄長燁の手記。 「続・金正日への宣戦布告」と冠され、第一部では金正日時代の北朝鮮の人権問題などを数多く紹介している。 1冊目の回顧録は黄長燁の半生を記録したものであったが、同書は南北統一のためにやるべきこと、取るべき対北朝鮮政策、そして統一後に北半部をどう改...
1997年に脱北した黄長燁の手記。 「続・金正日への宣戦布告」と冠され、第一部では金正日時代の北朝鮮の人権問題などを数多く紹介している。 1冊目の回顧録は黄長燁の半生を記録したものであったが、同書は南北統一のためにやるべきこと、取るべき対北朝鮮政策、そして統一後に北半部をどう改革していくか、ということに関する黄長燁の考えが事細かに記されている。 1997年に脱北しているため、彼の「考え」がすでに古いものになっているか、といえば私はそうではないと考える。 北朝鮮は「理論」「思想」の国だ。 その主張がわれわれから見て正当なものであれ、不当なものであれ、北朝鮮は自らの「理論」を一貫させて主張を行う。その「理論」は数十年前も今も、大きく変わっていない。この「理論」をしっかりと理解すれば、北朝鮮の行動や主張を予測することすらある程度可能にする重要なポイントでもある。 この理論の大元を作った黄長燁は当然、北朝鮮の思考方式をかなり正確に理解している。その意味で、黄長燁の主張は昔も今も、価値があるものだと考えられる。 脱北した動機や過程がはっきりとわからないとして、脱北者の主張や提言を「信用できない」と見る向きはいまだに根強くあるが、北朝鮮で長く生きてきた黄長燁による「統一のために韓国がとるべき戦略」や北朝鮮の「改革・開放のための計画」の提言は、(北朝鮮人的だな、と感じられる部分はあれ)一読の価値があると感じた。
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