商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/05/20 |
JAN | 9784163562407 |
- 書籍
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凡宰伝
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凡宰伝
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
凡人宰相と云われた小淵恵三の人生を、本人インタビューを交え浮彫りにする。決して凡人ではなく、気配り、しつこさ、目標への情熱・努力など感心しました。佐野氏が会った後、首相からの直接の噂のブッチ・フォン、その行動力に脱帽。また婚約中の夫人への外国からのラブレターが9ヶ月間で300通!そしてそれを保存している!貧しかった祖父から始まり、父・光平の経営者・代議士としての人生、恵三の目立たなかった幼青年期、ドストエフスキーを愛読した文学青年が早大・英文時代に政治家を目指すことになる経緯。決意してからは雄弁部、合気道部、書道部に入り、また選挙に有利なため、外遊を行なうという将来に備えた計画性。やはり首相になるだけの人だったのでしょうか。政治的な立場としては反対といわざるをえない重要法案を多く成立させ、日本の方向性を決めてしまった、そのパワーの源を見た思いがします。
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P50「ワットの原理を越えろ」原発のことの小渕のコメント。◆鈍牛の真髄。これくらいのしたたかさがなければならない。
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瀕死の菅内閣を見ていて、積読してあったこの本を何となく読みたくなった。小渕恵三。2000円札、地域振興券、それに「株あが~れ」などと朗らかにやらかしていた姿を思い出す。思えば、彼が死んでもう10年以上が経過するのか。運よく総理の座について、悪口雑言を物ともせず、倒れるまで突っ走っ...
瀕死の菅内閣を見ていて、積読してあったこの本を何となく読みたくなった。小渕恵三。2000円札、地域振興券、それに「株あが~れ」などと朗らかにやらかしていた姿を思い出す。思えば、彼が死んでもう10年以上が経過するのか。運よく総理の座について、悪口雑言を物ともせず、倒れるまで突っ走ったこの男と、苛立ちを募らせ「一定のメド」などと旨いこといった気になって政治生命を失った男と、どちらが「凡宰」なのか、どちらもなのか?いずれにせよこの国の悲劇であることには変わりない。そして、その悲劇を招くのは「劣化した庶民」たる私たちだということも変わりないようである。そんなことを考えさせられた。
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