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アイデンティティと共生の哲学 平凡社ライブラリー375
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2001/01/10 |
JAN | 9784582763751 |
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アイデンティティと共生の哲学
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アイデンティティと共生の哲学
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社会主義の退潮と交錯するように浮上してきた、エスニシティやジェンダー、その他のマイノリティをめぐる問題をとりあげ、思想的な観点から考察を展開している本です。 本書の議論は、1990年に沖縄で開催された「ピープルズ・プラン21世紀」に著者が参加したことから書き出されています。中国...
社会主義の退潮と交錯するように浮上してきた、エスニシティやジェンダー、その他のマイノリティをめぐる問題をとりあげ、思想的な観点から考察を展開している本です。 本書の議論は、1990年に沖縄で開催された「ピープルズ・プラン21世紀」に著者が参加したことから書き出されています。中国の天安門事件から、ドイツ統一、東欧の変革、そしてソヴィエト連邦の崩壊という大事件を経て、世界の民衆活動家たちが取り組むべき21世紀のあたらしい課題が、ようやく明瞭にそのすがたを現わすことになりました。「ピープルズ・プラン21世紀」では、アジアの民衆活動家たちがそのような課題を見据え、「ピープル」(人民、民衆)という立脚点にもとづいて、21世紀を「希望の世紀」にするための展望を語りあったと著者はいいます。 著者は元来、マルクスの哲学の研究者でしたが、市民運動に積極的に参加するなかで、みずからのアイデンティティを問いなおしつつ、こうした新しい時代の課題に向きあい、思索をつむいでいきました。本書では、そうした著者自身のあゆみを振り返りつつ、マルクスやウェーバー、ウォーラーステインなどの思想を検討して、旧来の社会主義思想をあたらしい時代の課題に適応するものへと生まれ変わらせるための努力がなされています。
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