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アポロンの島 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:エリコへ下る道:枯木. 貝の声. エリコへ下る道. 重い疲れ. アポロンの島:ナフプリオン. 寄港. スイスにて. シシリ-島の人々. エレウシスの美術館. アポロンの島. 動員時代:海と鰻. 東海のほとり. 雪の日. お麦. 夕日と草. 動員時代. 大きな恵み:海の声. 遊歩道. 大きな恵み. ボス. 大きな森 |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1998/01/10 |
JAN | 9784061975989 |
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アポロンの島
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アポロンの島
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シチリア・ギリシャのオートバイ旅行体験を 志賀直哉ふうの「筋のない小説」としてあらわした連作に 加えて、戦時下すごした灰色の青春もの数点 昭和32年に私家版として500部製作したが一冊も売れず 同人誌を通じて島尾敏雄に拾い上げられるまで、8年かかったという 執筆時期から、日本流ビ...
シチリア・ギリシャのオートバイ旅行体験を 志賀直哉ふうの「筋のない小説」としてあらわした連作に 加えて、戦時下すごした灰色の青春もの数点 昭和32年に私家版として500部製作したが一冊も売れず 同人誌を通じて島尾敏雄に拾い上げられるまで、8年かかったという 執筆時期から、日本流ビート・ジェネレーションと見ることも 可能かもしれない 「枯木」 どんな理不尽も神の与えた試練だから受け入れなくてはならない えー 「貝の声」 間男に見間違えられたことがきっかけで おっさんと少し仲良くなる 「エリコヘ下る道」 オートバイ事故の被害者と加害者が ともに死にかけて互いを思いやる 「重い疲れ」 夕方までに目的地を目指す急ぎの旅だが いくつかの出会いはあった 「ナフプリオン」 子供の頃に聞いた伝説の地がいまここにあると知った 「寄港」 港町でつまらないものを売りつけてくる乞食にぶちきれた 「スイスにて」 スイスでは会話のテンポがゆっくりになった 「シシリー島の人々」 知らない人にガソリンを分けてもらったが 宿屋ではぼったくられそうになりずうずうしい子供につきまとわれる 「エレウシスの美術館」 日本人とドイツ人がギリシャの美術館で知り合う 「アポロンの島」 各国からミコノス島に集まった若い旅行者と共に自由を満喫する しかし後事を恐れて欲望に身を任すことはできない 「海と鰻」 著者の実家は有力な商家なので 周辺住民はつまらぬことにも気を使ってくるのだった 「箱船」 喧嘩の加勢かなにかを頼みにパシリが来る話 よくわからん 「東海のほとり」 親友が人妻と仲良くやってるような気がする しかし自分はどちらに嫉妬してるのかよくわからない 「雪の日」 実家の工場で働いてたやつに命令される夢をみた これだから戦争は嫌なんです 「お麦」 死に掛かってる友人を見舞って 変な夢の話を聞かされる 「夕日と草」 生活の不安と男性嫌悪 「動員時代」 不良の仲間を抜け出して徴兵のがれの道を選んだ自分はなんにも間違ってない ナメんな 「海の声」 他国言語を学んでも使い道がなきゃ宝のもちぐされ 教師にでもなるしかない 「遊歩道」 旅に理由が必要か? 男の子は冒険のロマンが好きなんだ 「大きな恵み」 家畜消費の帳尻合わせにもロマンが必要 これは闘牛のお話だよ 「ボス」 悪のロマンチストたちが腹をさぐりあう 「大きな森」 仲間が増えることは自分をバカにする人間が増えることだ その現実に耐えられない
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学生時代に行った欧州放浪旅行のギリシャ編を"復習"し、満を持して挑戦しましたが、氏の書くこの散文体旅行記の価値をどういうふうに受け止めたらよいのか。。。故郷藤枝での情景が語られる「東海のほとり」もちょっと期待と違いました。
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途中まで読んでちょっと放置状態。 小川国夫の文がとても好きなので購入。あとで読む。 ともかくも現行で買えるのは嬉しいんだけど、このシリーズはとにかく高いのが厳しいのよね……
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