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謎とき日本近現代史 講談社現代新書Jeunesse
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謎とき日本近現代史 講談社現代新書Jeunesse

野島博之(著者)

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謎とき日本近現代史 講談社現代新書Jeunesse

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1998/08/20
JAN 9784061494145

謎とき日本近現代史

¥990

商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2010/05/28

歴史のなぜをわかりや…

歴史のなぜをわかりやすく説明してくれる。ちょっと文体が堅いのが難点。

文庫OFF

2021/03/12

 幕末期に「日本はなぜ植民地にならなかったか」から始まり、戦後の「高度経済成長はなぜ持続したか」まで、9つの「なぜ」の理由となる背景やいくつかの要因を説明していく本。著者は予備校の先生ということもあって、高校日本史の知識があやふやなおれでも無理なく手軽に読める内容だった。  中経...

 幕末期に「日本はなぜ植民地にならなかったか」から始まり、戦後の「高度経済成長はなぜ持続したか」まで、9つの「なぜ」の理由となる背景やいくつかの要因を説明していく本。著者は予備校の先生ということもあって、高校日本史の知識があやふやなおれでも無理なく手軽に読める内容だった。  中経出版の『東大のディープな~』シリーズがあって、大学受験の論述問題を解説したものがあるが、それと似た感じで面白く読めた。  あとは印象に残った部分のメモ。まず明治憲法における天皇は、わりと天皇中心で全てが進んでいくというイメージがあるが、「日本の国家レヴェルのあらゆる決定は天皇の名でなされるものの、現実の政治運営の場面では、諸国家機関が実質的な決定権をそれぞれの役割に応じて担っている」(p.63)というのが、あまり分かっていなかった。p.169にも、明治憲法体制下には2つの天皇像があると書かれており、1つは「『万世一系』で『神聖』なることをひたすら絶対視していく傾向の天皇像」であり、もう1つは「自己の意思を政治的決定の場に極力もちださず、天皇のもとに設置されたさまざまな国家機関の決定にしたがうことを原則とし、強い不満や重大な危惧を感じても最終的には沈黙する天皇像」ということらしい。他にも明治憲法に関しては「政党内閣の成立を容認する規定など一言もありません」(p.75)ということだから、そんな中で政党が成立したこと自体がすごいことなんじゃないかとすら思った。そして、せっかく力を持ったのに、当時の経済状況や政党内部の腐敗もあって、国民は「テロ首謀者の主張に共感し、軍部の行動に熱い期待をよせるようになっていきます」(p.95)という、今ではあり得ないと思ってしまう極端な状況も自然と起こった、ということが分かった。  こういう感じで、当時に生きた人々の感覚、というものを理解することが大事なのではないかと思う。もう1つ、例えば1930年代の「感覚」として、「近代を生みだしたヨーロッパの放つ魅力は、なお強烈でした。そこで新たな実験が続々はじまったのです。しかも、そうした実験はことごとく成功しているかのようにみえていました。一九三〇年代は、一党独裁と計画経済こそが人類の到達すべき理想の姿だ、という感覚が世界をおおった一時期です。」(p.98)というのがあったらしいが、こういう「感覚」を理解することなくして歴史は見れないのではないかと思った。(21/03/12)  

Posted by ブクログ

2020/09/08

日本近現代を学ぶ上で気になるポイントを9つ挙げ、「なぜ」そうなるかを読者に提示する。日本史の醍醐味はこの「なぜ」を考えるアタマを養う事にあるというのが著者の考え。確かに日本史という教科は暗記物ばかりだとつまらない。ひたすら覚えるだけでは味気ない。知的刺激を与えてくれる本書こそ歴史...

日本近現代を学ぶ上で気になるポイントを9つ挙げ、「なぜ」そうなるかを読者に提示する。日本史の醍醐味はこの「なぜ」を考えるアタマを養う事にあるというのが著者の考え。確かに日本史という教科は暗記物ばかりだとつまらない。ひたすら覚えるだけでは味気ない。知的刺激を与えてくれる本書こそ歴史ギライに必要な一冊ではないか。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou29602.html

Posted by ブクログ

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