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万葉集と古代韓国語 枕詞に隠された秘密 ちくま新書
726円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1998/08/20 |
JAN | 9784480057693 |
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万葉集と古代韓国語
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万葉集と古代韓国語
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
枕詞の謎を解く、とのこと。 古代韓国語(特に済州方言)とのかかわりで読み解けるところが多いというのが本書の主張。 枕詞は、古代韓国語からの意訳であるという仮説に依っている。 その意訳した韓国語を日本語にさらに訳す、という方法で、枕詞とそれに導かれた語が修飾関係にあると分かる、のだ...
枕詞の謎を解く、とのこと。 古代韓国語(特に済州方言)とのかかわりで読み解けるところが多いというのが本書の主張。 枕詞は、古代韓国語からの意訳であるという仮説に依っている。 その意訳した韓国語を日本語にさらに訳す、という方法で、枕詞とそれに導かれた語が修飾関係にあると分かる、のだそうだ。 たしかに、そうであったら、おもしろいなあ、と思うところはあった。 例えば、「こもりく(の)」という枕詞。 「山」「川」「処女」を導くものだ。 彼の方式では「こもりくの」は美しいの意となるそうで、「美しい山、川、少女」という意味になるそうだ。 ただ、同音異義語や、類音語間で入れ替えがずいぶんされている。 一読者としては、かなり自由に変形しているなあ、という感想を持ってしまう。 学問的にはどうなんだろうか? アイヌ語との対照とかもされているが、アイヌ語は日本語ともまた違う言語。(韓国語とは近いのか? 比較に意味があるのか?) たしかに、文字もないころまでさかのぼれば、古代の東アジアの言語と文化に交流がなかったとは言い切れないだろうし、たまたま共通するところもあるだろう。 そういう部分までは否定したくないけれど… やはり枕詞には、意味がなくても、イメージが喚起される部分はある。 私たちの頭には「あおによし」と聞けば、すでに「青い」木々や「丹」の柱が立つ奈良の都が浮かんでくる。 「あしひきの」と聞けば、足を引きずるほど急な山を思い浮かべる。 筆者の分析の操作が正当なのかが分からなくてもやもやしているところに加え、古代韓国語を介在させても「そういうことか!」と思える新しい解釈は少ない。 現在の万葉集研究の最先端ではどういうことになっているんだろう?
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むかーし読んで、「おお!」「すごい!」と感激した記憶はあるのだけれど、内容をちっとも覚えていない自分が残念です。また読み返したいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
韓国の言葉と日本の言葉の関係から枕詞を説明しようとしている。 ハングルと韓国の言葉に詳しくないと,途中からついていけないかもしれない。 発音,漢字での表記など、より詳細な記述があると新書としては嬉しい。
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