商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1998/09/26 |
JAN | 9784480034168 |
- 書籍
- 文庫
私の幸福論
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私の幸福論
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商品レビュー
4.2
26件のお客様レビュー
何十年も前に「人間・この劇的なるもの」を読んで分からないなりに感銘を受けて、本書は初読。 連載媒体を考えてなのか、なるべく柔らかい表現を心がけているようだけど、案外却って分かりにくくなっているような気もするけれど、読解力が落ちている自分の問題かもしれない。 本書も何とはなしに心に...
何十年も前に「人間・この劇的なるもの」を読んで分からないなりに感銘を受けて、本書は初読。 連載媒体を考えてなのか、なるべく柔らかい表現を心がけているようだけど、案外却って分かりにくくなっているような気もするけれど、読解力が落ちている自分の問題かもしれない。 本書も何とはなしに心に引っかかるのは確か。幸福か……投げ出さない精神を作るのは厳しく険しい道だなと甘えたことを考える。
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外観の美醜をめぐる初っ端の章の引っかかり、もしかしたら傷付きがこの本を読むことを他に得難い体験としているように思う。 感受性から得た世界を見ないように蓋をしてその上に論を築くのではなく、まず初っ端の認識を認め、さらに、それに拘らないことを勧めるということなのだが、その間に流れる...
外観の美醜をめぐる初っ端の章の引っかかり、もしかしたら傷付きがこの本を読むことを他に得難い体験としているように思う。 感受性から得た世界を見ないように蓋をしてその上に論を築くのではなく、まず初っ端の認識を認め、さらに、それに拘らないことを勧めるということなのだが、その間に流れるのはひとがそれによって、つながることができる孤独の肯定である。 共同幻想に逆立する個人幻想という共同幻想論で吉本隆明が言っていたことを思い出した。
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昔の本の割に意外と読みやすい本。 そしてポリコレや多様性がいきすぎた現在に読むと、美醜の話や女性らしさ等、逆に新鮮でもあり、共感できる部分が多かった。
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