「大変」な時代 常識破壊と大競争 講談社文庫

堺屋太一(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 1998/08/15
• JAN: 9784062638562

商品レビュー

2010/05/28

こんな時代だからこそ…

[文庫ＯＦＦ]

こんな時代だからこそ生き抜くためにはこれまでの常識は通用しない。新しい発想が必要である。

2010/05/28

時代的には過去になっ…

[文庫ＯＦＦ]

時代的には過去になってしまうが、何故日本がここまでの状況になったのかを学ぶには良い。「五五年体制」の崩壊、「ロースコスト化」などについて。

2013/04/03

(1)安全費用　仕事のミスを少なくするための費用。
取引先のご機嫌を損じないための付け届け。

(2)清潔費用　過剰包装を施して、
見た目の美しさに金をかける。

(3)手続き費用　許認可の手続きばかりでない。
集団意志決定方式をとっているから
多くの人に事務連絡する必要がある。
書類をたくさん作り、会議を開き、その前に根回しをする。

(4)責任回避費用　手続きに手間をかけ、
責任の所在を曖昧にする。

(5)見栄費用　背伸びして賃貸料の高いビルに入居する。

(6)平等化費用　社内のバランスとか社員の志気を理由に、
有能な社員とそうでない社員、、
成長分野と低迷分野との格差を付けない。

この費用の中から、何を削減するのか。

自分のやろうとしている仕事に対する
理論武装がどうしてもいる。

このことについての理論的体系つけと
ストーリーの作成なくして前に進むことはできない。

とりわけ、人を接着することによって、
生まれてくる仕事に対するノウハウをきちんとしていくことが
大切になってきている。
何か、本当に新しい仕事が一つ生まれそうだ。
しかし、それは、今のところ産みの苦しみのように、
自分の中での整理作業と周りの時代をきちんと
見つめる仕事になるであろう。