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躁うつ病を生きる わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?
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躁うつ病を生きる わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?

ケイ・レッドフィールドジャミソン(著者), 田中啓子(訳者)

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躁うつ病を生きる わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社
発売年月日 1998/12/25
JAN 9784788506541

躁うつ病を生きる

¥2,640

商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2021/08/07

面白かった〜 というのは語弊があるかもしれないけれど、満足な読後感…でした。 題材が題材なだけに重苦しいものを想定していて、実際彼女の人生は壮絶なのだけれど、彼女の根本的な気質(もちろん、それが病と不可分であるのかもしれないけれど)が愛と行動力とに満ちていて、読んでるこちらも駆け...

面白かった〜 というのは語弊があるかもしれないけれど、満足な読後感…でした。 題材が題材なだけに重苦しいものを想定していて、実際彼女の人生は壮絶なのだけれど、彼女の根本的な気質(もちろん、それが病と不可分であるのかもしれないけれど)が愛と行動力とに満ちていて、読んでるこちらも駆け抜けている気持ちになったのでした。 精神疾患の中でも気分障害という、身近のようで全くわからない病に関して少し実感がもてたかもしれない。実感なんて持てないと言うことも同時にこの本は教えてくれたわけだけど、それも含めて収穫でした。 病を引いてこの人を語ることはできないのかもしれないけれど、でもこの人の持つ愛へのエネルギー、そして愛からもたらされるエネルギーはとてもピュアなものだった。周りの惜しみなく援助してくれる人たちのかけがえの無さ、ありがたさが書かれていて、私もこのような関係を築いていきたいなと思った。 読書感想文かな?

Posted by ブクログ

2018/09/05

自分自身躁うつ病なのではないかと思い本書を手に取ってみたが、自分の場合は躁うつ病ではないようである。著者はUCLAの医学部でテニュアを取れるほど聡明な方だが、治療のために服用する炭酸リチウムのせいで、心の機能が大幅に鈍化させられ、そのことに酷く苛立ち抵抗する。何度も断薬し、高い代...

自分自身躁うつ病なのではないかと思い本書を手に取ってみたが、自分の場合は躁うつ病ではないようである。著者はUCLAの医学部でテニュアを取れるほど聡明な方だが、治療のために服用する炭酸リチウムのせいで、心の機能が大幅に鈍化させられ、そのことに酷く苛立ち抵抗する。何度も断薬し、高い代償を払った末に、しかしそれでも服用していたほうが安定することを理解する。高い知性と遺伝的な狂気が互いに互いを封じ込めようとする。著者が自分は障碍者であり、それなりに制限された人生を送らなければならいことに納得するまで、人生の大部分を消費する。

Posted by ブクログ

2017/10/11

素晴らしい。 その生き生きとした言葉づかい、真実を隠さず伝える勇気、 困難を抱えながらも人生を生き抜いてきた確かな足跡。 うつ経験のある身からすると、 著者がうつの時に大学の講義に行っていたり、集中力がないのに本を読んでいたり、毎日図書館に行っていたりと 著者の努力の徹底さはす...

素晴らしい。 その生き生きとした言葉づかい、真実を隠さず伝える勇気、 困難を抱えながらも人生を生き抜いてきた確かな足跡。 うつ経験のある身からすると、 著者がうつの時に大学の講義に行っていたり、集中力がないのに本を読んでいたり、毎日図書館に行っていたりと 著者の努力の徹底さはすごいとしか言いようがない。 そこまで頑張るには、著者の経験からくる生きる力や周りの愛情深い支えがきっとあったのだろう、と想像するのは難くない。 生きる勇気をもらえます。

Posted by ブクログ

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