商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 読売新聞社/ |
発売年月日 | 1998/06/01 |
JAN | 9784643980561 |
- 書籍
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向田邦子 最後の炎
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向田邦子 最後の炎
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商品レビュー
3.3
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小林竜雄「向田邦子 最後の炎」、1998.6発行。向田邦子の乳がん手術から台湾での航空機事故までを中心に、向田邦子の生き様を描いた作品です。昭和4年11月28日生まれの向田さん、誕生日は奇しくも父親と同じとか。昭和50年10月13日、45歳の時、東京女子医大で乳がんの手術、右の乳房を失う。澤地久枝と妹の和子が立ち会う。「ワンカップ大関だァ」と元気にジョークを言ってたそうです。5年が過ぎ、仮釈放、10年が過ぎれば晴れて自由、その時になったら乳がんのことを書こうと。昭和56年8月22日、台湾飛行機事故で没。
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再読。ノンフィクション。これまで読んできたのは、向田さんを直接知る友人や仕事仲間や家族が、向田さんについて語る本だった。そこには向田さんはもちろん、語り手も同時に存在し、互いの関係がうらやましかった。このノンフィクションでは語り手は存在せず、そのせいか温度が感じられなかった。だが多くの人が今だから語れると思った新しいエピソードも多く、向田さんの別の顔も見ることができた。
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生き急ぐ。という言葉はこの人のためにあるのではないだろうか。特に乳ガンの手術をしてからの向田さんは、まさに脇目もふらずという勢いである。脚本に加えて、手がけた小説が直木賞を受賞。飛び跳ねるように外国旅行に出かけ、その合間には、自分のルーツ探しとして、第二のふるさとの鹿児島や、父の...
生き急ぐ。という言葉はこの人のためにあるのではないだろうか。特に乳ガンの手術をしてからの向田さんは、まさに脇目もふらずという勢いである。脚本に加えて、手がけた小説が直木賞を受賞。飛び跳ねるように外国旅行に出かけ、その合間には、自分のルーツ探しとして、第二のふるさとの鹿児島や、父のふるさとの能登に出かけて祖先をたどったり。そして初めてプロデュースした時代劇は見ず終いで・・・立ち止まることが怖かったのだろうか。何かで気を紛らわせていたかったのだろうか。目標の五年は無事過ぎて、六年目に入ったというのに。
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