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英国文学史 古典主義時代
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英国文学史 古典主義時代

イポリットテーヌ(著者), 手塚リリ子(訳者), 手塚喬介(訳者)

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英国文学史 古典主義時代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/
発売年月日 1998/10/25
JAN 9784560046616

英国文学史

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2010/08/25

テーヌはフランス人ですので、英仏比較によって英文学を論じています。もちろんフランス人ですので、フランス人の洗練さを全面的にアピールし、英国人の粗野を強調します。フランス人ですので、ヴォルテールやモンテスキューをたくみにつかい、英国へ突撃しています。あくまでもテーヌはフランス人なの...

テーヌはフランス人ですので、英仏比較によって英文学を論じています。もちろんフランス人ですので、フランス人の洗練さを全面的にアピールし、英国人の粗野を強調します。フランス人ですので、ヴォルテールやモンテスキューをたくみにつかい、英国へ突撃しています。あくまでもテーヌはフランス人なのです。 読んでいて愉しいのは、なによりもこのテーヌのフランス魂です。だからこそいまでも読むに耐える、というべきでしょう。とにかく読者を笑わせてくれるのですからありがたいです。硬派な本が誘うユーモアは、いまどき貴重です。スウィフトのところを読めば気合いがはいり、アディソンのところを歩くとのんびりできます。テーヌの筆端、光りを吐き火の如しです。ドライデンについても力説していますが、勉強不足なので私はついていけません…。バークやジョンソンについてはもうひとつかと。。 それにしても翻訳であるからといって、この価格は尋常ではありません。事典のような注釈づくりをめざしているようですが、そんなことよりももっと安価にすべきです。いったい誰のためにつくっているのでしょうか。図書館に飾ってもらうための本を書いても意味はないと、A・J・P・テイラーはいっていますが、そんな本なのかもしれません。研究者のための書物というのならば、研究者であれば仏語か英訳で読めばいいだけのことです。

Posted by ブクログ

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