商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1997/04/10 |
JAN | 9784167254209 |
- 書籍
- 文庫
アイスバウンド
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
クーンツには珍しい海…
クーンツには珍しい海洋冒険サスペンス小説。いつもとは違う感覚だったが面白かった。
文庫OFF
クーンツ初の本格冒険小説は、やはり他の作品と変わらず、実にクーンツらしかった。 欧米の水不足を北極の氷山の欠片を持ってくることで解消しようという田中芳樹氏の冒険小説を髣髴とさせる大胆な設定を皮切りに、いきなりの海底地震によって寸断された氷山に取り残されたプロジェクト・チーム、彼ら...
クーンツ初の本格冒険小説は、やはり他の作品と変わらず、実にクーンツらしかった。 欧米の水不足を北極の氷山の欠片を持ってくることで解消しようという田中芳樹氏の冒険小説を髣髴とさせる大胆な設定を皮切りに、いきなりの海底地震によって寸断された氷山に取り残されたプロジェクト・チーム、彼らを襲うのは皮肉にも自らが仕掛けた爆弾だった。しかも途轍もない嵐によってあらゆる救助は不可能。そして正体不明の殺人鬼がメンバーの中にいる。 どこまでも読者を飽きさせないこのサービス旺盛さ。あいかわらずメンバーの個性は類型的だが、読んでいる最中は気にならない。 アリステア・マクリーンに敬意を表した作品だというが、私は彼の小説を読んでいないので正当な判断はつかないけれど、どうもその域には達していないように思われる。 この過剰なるサービス精神が名作を残すのを妨げているように思われるのだが、どうだろうか?
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ディーン・クーンツは、技巧に凝る印象があってやや敬遠していたが、本作は彼の著作の中では変わっているとの後書きを信じ、読んでみることにした。結果は印象を変えるには至らず残念であった。一言で言えば蛇足。彼の持論であるプロットに凝り過ぎ、どうも大事な臨場感が欠けてしまった感がある。
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