ありがとう大五郎 新潮文庫

大谷淳子(著者), 大谷英之

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 1997/03/28
• JAN: 9784101459110

商品レビュー

2010/05/28

生まれつき両手、両足…

[文庫ＯＦＦ]

生まれつき両手、両足がない小猿の大五郎。３日しか生きられないと言われた大五郎は、人間の家族の中で、愛情をたくさんもらい、２年４ヶ月も生きました。小さい体で、力強く生き延びた大五郎に、涙が止まりません。

2010/05/28

両手両足がない猿、大…

[文庫ＯＦＦ]

両手両足がない猿、大五郎の話です。たくさん写真もあっていいです。

2014/07/29

久しぶりに読み返した。
厳しい言い方かもしれないけれど、大五郎は自分を障害者だとは思っていなかっただろう。
だから、障害に甘えなかったのだろう。
人間は、他者と自分を比較しがちで、
それゆえに自分自身も己に障害者というレッテルを貼りがちなのではないのだろうか。
かわいそうではない障害者。
普通の障害者。
20年くらい前よりは、そういった感覚が広まってきたように感じる。
心のバリアフリーが、もっともっと進めば、もっと豊かな社会になるだろう。
そんな社会を夢見て。