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顔のない娘 バーニス・ルーベンス選集6
2,564円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創流社/ |
発売年月日 | 1996/12/17 |
JAN | 9784946516054 |
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顔のない娘
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顔のない娘
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厳格な家柄の出で精神科医として勤務している主人公。妻は教師。そんな夫婦の元にダウン症の女の子が産まれる。 主人公は跡取り息子が欲しくて、女が産まれたというだけでも少し憤っているが、その上ダウン症と聞き、娘の顔を見ることが出来ない。 毎晩娘の顔にシーツをかけ、体だけなぞる様...
厳格な家柄の出で精神科医として勤務している主人公。妻は教師。そんな夫婦の元にダウン症の女の子が産まれる。 主人公は跡取り息子が欲しくて、女が産まれたというだけでも少し憤っているが、その上ダウン症と聞き、娘の顔を見ることが出来ない。 毎晩娘の顔にシーツをかけ、体だけなぞる様に愛でる主人公。次第に家に寄り付かなくなり浮気をし別居に走る。 こうあらずじだけ追うとひどい男。 実際に娘の存在を認めずに顔すら見ないひどい父親ですが、彼なりに愛情は感じていて、毎日娘―ドリスの顔をあてずっぽうで似顔絵を描き心を埋めている。 後半差し掛かるまで、この主人公の苦悩とエゴに同情したり憤ったりという感情の入れ方で読み勧めたのですが、ある事件が起こってその時に主人公の娘に対する深い愛情と苦悩が全面に出てきて感銘を受ける。 でも、最後の最後の真相。 第九章の終わりの一文は見逃さないで欲しいです。 それがすべてに繋がっている。 ここまで心情を真裏にされたのは初めてです。 すごい結末です。 「悪には原因などいらない。それがすべての真実なのだ」 そうかもしれない。
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