これが米軍への「思いやり予算」だ！ 「日米安保」読本

派兵チェック編集委員会(編者)

• 販売会社／発売会社: 社会評論社/
• 発売年月日: 1997/10/08
• JAN: 9784784504954

商品レビュー

2016/02/11

ザ・思いやり
http://zaomoiyari.com/

◆東京特別上映会　　　バクレー監督舞台挨拶あり
２０１６年３月３１日（木）　①１４:００～
会場：千駄ヶ谷区民会館
料金：資料代　８００円
お問合わせ：共同映画株式会社　☎03－5466－2311
「ザ･思いやり」事務局　

　お金は大事だ。この映画を見て、つくづく思った。お金の使い方で、人生、社会、世界の在り方が変わっていく。戦争は不経済だし、迷惑だ。
　世界全体の軍事費の50％をアメリカが占めている。こんなに軍備にお金を掛けていたら、アメリカがあらゆる戦争で一人勝ちしていなければおかしい。なのに、すぐに終わるはずだった戦争は泥沼状態で停滞している。ごく一部の富裕層だけが潤うだけで、社会的には大きな損失がふくらんでいっている。
　思いやり予算が無くなれば、アメリカも戦争を控えるようになるかな？もし私が間接的に人殺しや、誰かの人生を破壊することに手を貸しているとしたら、それは怖ろしいことだ。
　戦争に関わりのない、日本で普通に暮らしたい人たちのために自由に使える、年間8911億円の予算があったなら、わたしたちの社会はどうなるだろう。
　軍事費を、被災地や、そこに住む人たちのために使えたら？ホームレスへ、安全な住居と清潔な衣類と温かい食事を提供するために使えたら？困難な状況に置かれた人たちの強張った心が、一息吐くのを、助けるために使えたら？一息吐いて、未来へ目を向けられる、そんなふうになるために使えたら？
　人殺しのために費やされているお金を、人権教育のために使えたら、わたしたちの社会はどうなるだろう。在日外国人への日本語教育を充実させたら？戸籍を持たない子供たちを助けるために使えたら？
　わたしたちがもっと、人に興味を持って、違うところ、同じところを理解し合うために、時間やお金を使うようになったら、この世界はどうなるだろう？
　誰でも、どんな状況でも、生きていく方法はある。そう、心から信じたいんだ。ちょっとおもいやり予算を、日本の人たちのために分けてもらえないか？

　手始めに、日本国憲法を読もうかな。
　自分の納めた税金を、何に使って欲しい、こんなことには使ってくれるな、と指定できる仕組みってできないものかな。

https://twitter.com/karakul_