商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三省堂/ |
発売年月日 | 1997/11/17 |
JAN | 9784385306384 |
- 書籍
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ホトトギス季寄せ
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ホトトギス季寄せ
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「季寄せ」って、皆さんご存じですか? 「歳時記」と呼ばれることもある 俳句の季語を紹介する辞書のようなものです。 今から10年ほど前、 プリンスホテルに「プリンスホテル俳句会」を 企画提案したのがきっかけで、 私は、高浜虚子の血を引く(曾孫)星野高士氏が主催する 句会に参加する...
「季寄せ」って、皆さんご存じですか? 「歳時記」と呼ばれることもある 俳句の季語を紹介する辞書のようなものです。 今から10年ほど前、 プリンスホテルに「プリンスホテル俳句会」を 企画提案したのがきっかけで、 私は、高浜虚子の血を引く(曾孫)星野高士氏が主催する 句会に参加するようになりました。 そこで星野氏から“土用”という俳号(ペンネームのようなものです)をいただき、 下手ながら俳句を作るようになりました。 俳句には大きく3つのルールがあります。 ①17文字で作らねばならない(それ以上でも、それ以下でもいけない) ②季節の季語を入れなければならない。 ③季語を2つ以上入れてはいけない。 簡単なルールですが、 この3つをしっかりと守って 自分の思いを表現するのは意外に難しく、 それゆえに上手く表現できたときは まことにすっきりした気分になります。 なかでも季語を入れるというのは、 俳句を俳句たらしめる基本中の基本であり、 そうでない川柳と決定的に違う点です。 その季語を調べるために欠かせないのが季寄せです。 季寄せには、 季語の紹介とその意味、 その季語を使った俳句例が載っているのですが、 私は季寄せを読むたびに、 日本語には季節を表す言葉が いかに多いかということに驚かされるとともに、 正岡子規や高浜虚子といった俳人の 表現力のすばらしさに感動します。 「わずか17文字で、ここまで表現できるのか! まいりました!」って感じです。 季語の使用・17文字という制約の中で 文章表現せねばならない俳句を作るという作業は、 個人的な感想ではありますが、 クリエティビティな仕事を行っている人間にとって、 非常に有効なトレーニングであると思います。 そこで、ものは試しです。 この土日、 散歩しながらでも、 また布団で寝っころがりながらでもいいので、 皆さんも一度俳句、作ってみませんか。 2月の季語はもちろんいろいろありますが、 そうですねぇ、 「春」「春の雪」「梅」なんてどうですか? これらの季語を織り込んで1句できたら、 よろしければメールで前野までお送りください。 この機会に、17文字の世界に一度挑戦してみてください。
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