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戦争を演じた神々たち ASPECT NOVELS
935円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | アスキー/アスペクト |
発売年月日 | 1997/07/14 |
JAN | 9784893667502 |
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戦争を演じた神々たち
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戦争を演じた神々たち
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気がついたことがある。大原まり子の作品は、うまくあらすじをまとめることが出来ない、少なくとも私には。つまりはハッキリした物語性を持っているように感じられないということだ。それでもそこに不満を感じるわけでもなく、ただただ世界観に引き込まれていってしまう。不思議だ。 大原まり子は詳...
気がついたことがある。大原まり子の作品は、うまくあらすじをまとめることが出来ない、少なくとも私には。つまりはハッキリした物語性を持っているように感じられないということだ。それでもそこに不満を感じるわけでもなく、ただただ世界観に引き込まれていってしまう。不思議だ。 大原まり子は詳細な描写をするわけではない。むしろ説明せずに、既に存在している世界に予備知識なしに読者を放り込む。一つの作品では断片的な情報しか得られないが、ほかの作品もあわせて読むことで、つなぎ合わせて大きなビジョンを得ることが出来る。その過程が面白い。しかし、一つの作品のみをとっても、説明不足でつまらないなんてことはなくて、なぜか鮮烈なイメージを後に残す。美しいが悲しげで、どこか奇妙にねじくれているような。 「戦争を演じた神々たち」の感想を書くつもりが、大原まり子の作品全体の話になってしまった。それじゃまずいので「戦争を演じた神々たち」で思ったことを一つ二つ。 『天使が舞い降りても』 銀河郵便シリーズを髣髴させるキャラクターと内容。 『異世界Dの家族の肖像』 なんというかすごく大原まり子っぽいと感じた。 実際には神は作品中には登場しないのだが、神々というタイトルに負けてない。むしろ、やっぱり神話というくくりしかないという気分にさせられる。
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