1,800円以上の注文で送料無料

奇跡の人
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

奇跡の人

真保裕一(著者)

追加する に追加する

奇跡の人

1,870

獲得ポイント17P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1997/05/25
JAN 9784048730495

奇跡の人

¥1,870

商品レビュー

3.4

17件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/04/04

瀕死の重体から、回復するお涙頂戴の話だと思って読み始めたら違った。 自分探しの旅から、衝撃の過去が明らかになる。 忘れてしまったほうが良い過去。 でも、知りたくなる気持ちもわかる気がする。

Posted by ブクログ

2015/09/05

あらすじ(Amazonより)--------------------------- 31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から「奇跡の人」と呼ばれている。 しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。 8年間のリハビリ生活を終えて退...

あらすじ(Amazonより)--------------------------- 31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から「奇跡の人」と呼ばれている。 しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。 8年間のリハビリ生活を終えて退院し、亡き母の残した家にひとり帰った克己は、消えた過去を探す旅へと出る。 そこで待ち受けていたのは残酷な事実だったのだが…。 ------------------------------------------------- 真保さんといえばアクション・サスペンスのイメージだったけど、この作品は人間ドラマ・サスペンスといった感じ。 主人公が、失ってしまった過去を知りたいともがく様には共感したし、読者としての私も知りたくてのめり込んだけど、だんだんと執着が激しくなる主人公が狂気じみていて怖くなり、後半はイライラしてしまった。 主人公の執着に狂気を感じてしまうと、途中に挟まる母親の闘病日記も息子への執着が滲み出ている気がして、少し恐ろしく感じてしまった。 帯に「静かな感動を生む「自分探し」ミステリー」とあったけど、感動要素はほとんどなかったように思う。

Posted by ブクログ

2014/03/16

交通事故に遭って脳挫傷という致命的な大けがした主人公、相馬克己。 宮崎の病院で、彼は母の手厚い看護で九死に一生をえるが、その代償として事故前の記憶と知能を失い、「赤ちゃん」のようになる。 だが、母はくじけなかった。 事故前の克己は死んで、新しい克己が誕生したんだと、素晴らしい...

交通事故に遭って脳挫傷という致命的な大けがした主人公、相馬克己。 宮崎の病院で、彼は母の手厚い看護で九死に一生をえるが、その代償として事故前の記憶と知能を失い、「赤ちゃん」のようになる。 だが、母はくじけなかった。 事故前の克己は死んで、新しい克己が誕生したんだと、素晴らしい生命力と貪欲な知識力で、入院しながら、リハビリにあけくれ、日々成長する克己の世話をやいていた。 そして8年の月日が流れた。 ほとんど社会復帰できるまでに回復した克己は31歳になっていた。 克己の回復を誰よりも喜んだ母だったが、克己が退院するまでに、自分が病死してしまう。 失意の克己を救ったのは病院の医師と入院患者たちだった。 退院し一人暮らしができるように、 克己の勤務先と生活ができるような段取りをつけてくれた。 一人暮らしが始まって、克己はそれまで感じなかった事故前の生活を考えるようになる。 なにか母が隠しているような気がしてならず、 過去の自分を調べるために克己は独自で行動を起こし始める。事故以前、東京に住んでいたことをつきとめた克己は、ひとりで東京へ行く。 そして高校時代の級友と出会い、記憶がもどらないまま、昔の恋人の存在を知ってしまう・・・。 確かこの作品映画にもなったと思う。映画もみてなかったが、大怪我から復帰する主人公の生命力と頑張りには拍手だ。 社会復帰など不可能と言われた主人公が、立派な社会人にまで復帰できたので、「奇跡の人」と呼ばれているのだが、彼の奇跡はそれだけではないだろう。 昔の記憶が抜け落ちたおかげで全く新しい人生になるはずだった。 彼の母親はそれを願っていたのだが、運命は皮肉だ。 生まれ変わって、赤ちゃんのような純粋な気持ちのまま退院したのだが、 その純粋さを踏みにじられたとき、「昔の自分」が顔を出してきた。 自分ではどうすることもできない、もどかしさを感じたことだろう。 目次の「母のエピローグ」と「母のプロローグ」にも注目したい。 恋人の愛ではなく、母としての愛。 どちらの章も、克己という一人の人間に対する愛で満ち溢れていた。 「奇跡の人」は強い。何度でも、何度でも、スーパーマンのように奇跡的な甦りをみせてくれるだろう。それは「愛」で支えられているからだ。 数奇な人生を歩む主人公だが、 周りの人から愛されている、幸せな人だなと思った。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品