商品詳細
内容紹介 | 内容:雨天決行. 竜胆紅一の疑惑. 三つの日付. 完璧な遺書. ジャバウォッキ-. 英国庭園の謎 |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1997/06/04 |
JAN | 9784061819658 |
- 書籍
- 新書
英国庭園の謎
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英国庭園の謎
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商品レビュー
3.4
26件のお客様レビュー
国名シリーズの短編集…
国名シリーズの短編集。中でも表題作は稚気にあふれた作品で楽しめた。
文庫OFF
「灯台下暗しーーーにもほどがある」 ずっと探していたこの本、図書館でやっと見つけた! これで既刊の「作家アリス」シリーズはコンプリートした。 『雨天決行』 久しぶりの火村とアリス! と、テンションが上がった。 真相は、途中で引っ掛かりを感じていたことがヒントになっていた。英...
「灯台下暗しーーーにもほどがある」 ずっと探していたこの本、図書館でやっと見つけた! これで既刊の「作家アリス」シリーズはコンプリートした。 『雨天決行』 久しぶりの火村とアリス! と、テンションが上がった。 真相は、途中で引っ掛かりを感じていたことがヒントになっていた。英語が得意な人なら分かったのかな。 『竜胆紅一の疑惑』 結末は、ちょっと切ない。 『三つの日付』 アリスの手帳の中身がかわいい。 『完璧な遺書』 倒叙ミステリー。 火村の謎解きが鮮やか! 直接は出てこないのに、アリスがすごい存在感を発揮している。 『ジャバウォッキー』 あとがきに『糸ノコとジグザグ』を意識した、と書いてあって、なるほど!と思った。 難しくて自分では解読できないけど、読んでいて気持ちいい。 (原文では『糸ノコとジグシグ』となっていたけど、誤植かな?) 『英国庭園の謎』 「靴で頭を殴ってやろうかと思ったが、忙しい時なので勘弁してやった。」 たまにある、こういう文章が大好き。 あとがきとか解説とか、普段はあまり熱心に読む方ではないけれど、有栖川有栖だけは必ず読む。あとがきが物語を補完してくれてると思うから。 久しぶりに読んだけど、やっぱり作家アリスシリーズ好きだなぁ、としみじみ。 アリスの語り口が軽快で、なんとも心地いい。 『46番目の密室』から読み返そうかと思う。 2021.7.18 読了
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- ネタバレ
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一癖も二癖もある短編集。 全作なかなか読み応えがあって面白かった。 特にジャバウォッキーかな。ロジカル・デスゲーム同様、臨場感溢れるやり取りと全力疾走アリスが面白かった。あとがきに『作中のアリスの愛車がどうなったかについては、私自身が考えたくもない』は笑った。まぁ、逃走犯確保に尽力したのだから、あとは警察がどうにかしてくれたでしょう。 表題作は英国庭園+宝探し+暗号と心躍るものだったのに、結末がちょっと胸糞悪いよ有栖川先生!読み始めはあんなに輝いて見えた英国庭園が、読み終わる頃には非常に醜悪なものに思えるのだから凄い。 『これは、むごたらしいゲーム盤だった。ねじくれた心が作った、ごたいそうなだけで何の寓意もない虚ろな遊び場』 少し胡散臭い詩人は見抜いていたんだろうな。苦手なタイプだなと終始思っていたけど、実は普通の人なのかも。
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