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星うたう詩人 尹東柱の詩と研究
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星うたう詩人 尹東柱の詩と研究

尹東柱詩碑建立委員会(編者)

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星うたう詩人 尹東柱の詩と研究

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内容紹介
販売会社/発売会社 三五館/
発売年月日 1997/02/16
JAN 9784883201051

星うたう詩人

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2022/11/17

尹東柱 (ユンドンジュ) 「 星うたう詩人 」  同志社大学の詩碑を記念して編集された資料集〜詩の評論、日本留学から獄死までの取材記録など 詩の評論は 朝鮮民族の独立や占領時代の思想統制への抵抗と結びつけた解釈が多いが、詩の中から 現代にも通じる普遍性や 民族主義に偏らな...

尹東柱 (ユンドンジュ) 「 星うたう詩人 」  同志社大学の詩碑を記念して編集された資料集〜詩の評論、日本留学から獄死までの取材記録など 詩の評論は 朝鮮民族の独立や占領時代の思想統制への抵抗と結びつけた解釈が多いが、詩の中から 現代にも通じる普遍性や 民族主義に偏らない全人類性を抽出した方がいいのでは? 代表的な後期作品「序詩」「十字架」「星を数える夜」「たやすく書かれた詩」などは キリスト教概念が取り込まれ、占領時代だけの一時的な感情や民族主義をはるか超えた 高い精神性を感じる。 民族詩人や抵抗詩人の一面もあるかもしれないが、もっと凄い詩人なのでは? 大村益夫 氏の論考も「序詩」を読む上で参考になる *風は空気の動きの風でなく、星は空に輝く星でなく、空は天の意味に限定されない *星=自己の運命 *空=我が身を置く空間 *風は 時に 星の存在を危うくする 上野潤氏の論考 *1939年 一人で下宿生活を始め、日本統治下で苦しむ祖国を見て、キリスト教信仰に根本的な懐疑を覚えたことを 詩の転換点としている *創世記のモチーフは原罪に イエスの受難は救済と自己犠牲に 黙示録のモチーフは終末論に関係しており 祖国解放を予言した予言詩人ではなく、神によって使われる預言詩人である という主張 *後期詩は 民族主義でなく、内省的、宗教的 *祖国は 故郷の意味だけでなく、全人類の理想郷を意味 *恥とは 原罪を持った自分に対する嫌悪、哀れみ *自己救済のために自己犠牲を決意し、キリスト教倫理を実践する *終末論=来たるべき時に準備せよ〜罪なる世界と善なる世界の転換点〜メシヤ(キリスト降誕)を待つ

Posted by ブクログ

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