商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1997/02/25 |
JAN | 9784041338063 |
- 書籍
- 文庫
検事 霧島三郎
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検事 霧島三郎
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
検事 霧島三郎が、職…
検事 霧島三郎が、職を賭けて、婚約者を守る。婚約者の友人と三郎とのロマンスもいいですよ。
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初めて著者の作品を読…
初めて著者の作品を読んだのがこの一冊!主役の霧島三郎が職をかけ恋人のために悪に立ち向かう正統派の推理小説です!少々、現代と時代背景が違いますが、あまり気になりませんでしたよ。
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さて高木彬光氏も今年で没後20年を迎へました。この人もわたくしは大好きでしてねえ。ミステリイのみならず、時代小説やSF、果ては占ひの本まで、幅広く読ませていただきました。 占ひについては、自他ともに認める造詣の深さで、五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』が大大大ベストセラアになつ...
さて高木彬光氏も今年で没後20年を迎へました。この人もわたくしは大好きでしてねえ。ミステリイのみならず、時代小説やSF、果ては占ひの本まで、幅広く読ませていただきました。 占ひについては、自他ともに認める造詣の深さで、五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』が大大大ベストセラアになつた際には、自著『ノストラダムス大予言の秘密』でその主張の悉くを覆し、その鮮やかさには快哉を叫んだものであります。さういへばかつて『大予言者の秘密』なる本を取り上げたこともありましたつけ。 ここでは『検事 霧島三郎』を登場させませう。高木氏の主要キャラクタアとしては、法医学者・神津恭介、弁護士・百谷泉一郎に次ぐものであります。 霧島三郎は東大在学中に司法試験に合格した秀才。本文の記述によれば「かなりハンサム」と、天から二物を与へられた人物として描かれてゐます。 竜田恭子といふ婚約者がゐて、結婚も間近と思はれたのですが、こともあらうに恭子の父が、殺人の容疑をかけられたまま、行方不明になつてしまつたのです。 捜査すればするほど、竜田氏の容疑は深まるばかり。検事といふ立場では、犯罪者の娘と結婚する訳にはいかない。結婚を諦めるか、検事を辞職するか......三郎は懊悩するのであります。 恭子に協力する寺崎、恭子を脅迫しモノにせんと企む須藤(これが嫌なヤツでね)、三郎の女房役となる北原大八、恭子の兄・慎一郎、その慎一郎と入籍したふさ子......疑へば誰でも怪しく思へる人物ばかり。 さうかうするうちに、第二第三の殺人事件が発生し、捜査陣は焦りの色を隠せません。はたして、三郎と恭子の運命は如何に? といつたところでせうか。 実は、本書を初めて読んだ時、霧島三郎の性格付けがどうもはつきりしないなあと、罰当たりな感想を持つたものです。ストオリイは面白いのに、主役のキャラクタアが弱い、残念であると。お前さんは何様だ?と言はれさうですね。 しかし再読してみたら、単にわたくしの読み方が甘かつただけでした。彼は正義感から動くだけの人物ではなかつた。それ以上に人間臭い、煩悩も人並みにある好青年。まさしく宇津井健。 かなりの長篇ですが、一気に読めます。面白いものは、古くなつても面白いと再認識しました。 ぢやあ、また。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-564.html
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