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牧夫フランチェスコの一日 イタリア中部山村生活誌 平凡社ライブラリー144
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牧夫フランチェスコの一日 イタリア中部山村生活誌 平凡社ライブラリー144

谷泰(著者)

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牧夫フランチェスコの一日 イタリア中部山村生活誌 平凡社ライブラリー144

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社/
発売年月日 1996/04/15
JAN 9784582761443

牧夫フランチェスコの一日

¥1,282

商品レビュー

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2018/12/15

イタリアの小さな牧羊の村、クェルチーノ。この村に滞在して、 住む人々の生活と伝統、移牧、時の流れを描いた「生活誌」。 焦点を当てた村人のノンフィクションでもある。 序  イタリアの村から・・・村の概要と調査の意義。 I  レオナルドの遍歴・・・戦前戦後の村の変遷と生活の変化。  ...

イタリアの小さな牧羊の村、クェルチーノ。この村に滞在して、 住む人々の生活と伝統、移牧、時の流れを描いた「生活誌」。 焦点を当てた村人のノンフィクションでもある。 序  イタリアの村から・・・村の概要と調査の意義。 I  レオナルドの遍歴・・・戦前戦後の村の変遷と生活の変化。             牧夫~梳毛巡回職人~出稼ぎ~牧夫。 II  村を出たマッテオ・・・牧夫稼業を継がず出稼ぎへ。         戦中の兵士生活。戦後の出稼ぎと子たちの選択。 III 牧夫フランチェスコの一日・・・専業牧夫の一日。羊の扱い。 IV  ある夏の日のカリーノ・・・村を出ず暮らす者が戸惑う村の変化。 V  司祭の試み・・・過疎からの脱却を試み、司祭は活動したが・・・。         それは果たして村人の生活に添うものだったのか。 VI  若者たちのあした、あるいは村の行方・・・村出身の若者の現実。        都会者になった村民と村に残った者との生活の違い。 1969年と1975年に滞在調査をした、クェルチーノ村。 かつては、牧夫と梳毛巡回職人が多い牧羊の村でしたが、 戦中&戦後の生活の変化は、人々の生活に影響をもたらし、 出稼ぎが増え、過疎の村になりつつあります。 各章は、立場や生活の違う村人たちの視点からの村の過去と現在、 そして未来への想いが綴られています。 これらは、30年以上前の問題でありながら、現在の日本における 過疎化の問題とも繋がるように思えました。 また、牧夫の牧畜・・・羊への関与技法や誘導羊等の古くから綿々と 伝授されたものが、キリスト教や宦官と繋がるということも 興味深いものでありました。

Posted by ブクログ

2005/11/09

イタリアの寒村の生活。誰しもが豊かで楽な都会生活に憧れる中、信念を持った男達の生活を描く。物語調だけれども、ノンフィクション。読んでいて辛くなることもあったが、これが現実か…。都会の豊かさとは本当の豊かさなのか考えさせられた。

Posted by ブクログ

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