商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1996/07/15 |
JAN | 9784163163802 |
- 書籍
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あの夏、ブルー・リヴァーで
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あの夏、ブルー・リヴァーで
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3件のお客様レビュー
夏というタイトルがついた本が好きで、必然というか・・・ タイトル街をすることがよくある。 これもそんな1冊 兄と弟の物語。 医師となり妻子と暮らす家弟、生活も安定し日々の生活を送っている。 15年来、音信不通だった兄が突然目の前に現れる 実直そうな弟、少し波を持っている安定と...
夏というタイトルがついた本が好きで、必然というか・・・ タイトル街をすることがよくある。 これもそんな1冊 兄と弟の物語。 医師となり妻子と暮らす家弟、生活も安定し日々の生活を送っている。 15年来、音信不通だった兄が突然目の前に現れる 実直そうな弟、少し波を持っている安定とは少し遠い兄 その出会いが、記憶を過去に・・・ 二人の距離感ができた出来事。 青春の時の思い出 家族ののこと 心の動きの描写がうまく、その感情に移入してしまう・・・ きちんと具体性とは違う、感情描写、型にはめてしまえば、それがつたわりにくくなる 逃げていれば楽なこともある でもそれは自分の中でいつも頭の片隅にある・・・
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カリフォルニアで眼科医として息子と妻とともにプール付きの「半端なスペイン風の」郊外住宅に住む主人公の元に、6歳年の離れた兄が突然訪ねてくる。尾羽打ち枯らした様子で。不穏な空気が漂う。 あんなに慕っていた兄に対して主人公はどこかぎこちないと言うか猜疑心にあふれている。そして家族が寝...
カリフォルニアで眼科医として息子と妻とともにプール付きの「半端なスペイン風の」郊外住宅に住む主人公の元に、6歳年の離れた兄が突然訪ねてくる。尾羽打ち枯らした様子で。不穏な空気が漂う。 あんなに慕っていた兄に対して主人公はどこかぎこちないと言うか猜疑心にあふれている。そして家族が寝静まった深夜に、しばらく家においてほしいと言う兄の申し出を断り、バス停に送っていく。遠い昔のあの日のように。 兄が乗り込んだバスの後に車でついていきながらどうしてこんな風になってしまったのかが語られる。 草むらやポーチの下などにひっそり隠れるのが好きだった兄が、不良になり荒れ狂い母親を悲しませ、18歳の誕生日を境にそれまでの行いを改めて品行方正な青年になり、弟の告白でまちを出て、以後下り坂の人生を歩むようになってしまうまで。 でもやはり弟はずっと兄が好きなのだ。それが遠くにうっすら感じられるラストがいい。
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この話、好き。手元にないんだけど何度も読み返してみたい。憧憬と焦燥と失望と不安。イーサン・ケイニンは個人的にツボ。
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